いまのメインの趣味はピアノで、ゆくゆくはどこかのストリートピアノで弾いてみたいと思ってます。
うちでは電子ピアノで練習してますが、ストリートピアノのほとんどはアップライトピアノやグランドピアノなどの本物のピアノ(アコースティックピアノ)がほとんどです。
で、過去にいくつかのストリートピアノなどの本物のピアノの鍵盤を触ったことがあるんですが、打鍵感が重いという印象でした。
この趣味を始めた当初に練習で使ってたのはヤマハのポータトーン(PSR-270)というペコペコな軽い鍵盤で、その感覚の違いに危機感を感じて現在の電子ピアノ(es1)を買った経緯があります。
この電子ピアノも買った当初は鍵盤が重く感じたんですが、やはりリアルなピアノの方が重いと感じることがあり、その対策方法を考えてます。
一番いいのは本物のピアノで練習することですが、ストリートピアノでちまちま練習するわけにもいかないですし、有料の練習スタジオなどではお金がかかってしまいます。
そこで考えたのが家電量販店の電子ピアノコーナーでの試奏です。
おそらく各店舗の客層にもよるとは思いますが、ビックカメラやヤマダ電機は置いてる確率が高いように思います。ケーズデンキやジョーシンも一部の店で見たことがありますが、たぶん展示してる機種の多さではビックカメラが一番多いような。
ちなみに楽器店でも電子ピアノをたくさん置いてるところがありますが、試奏するには店員さんに声をかける必要があったり、店員さんが御用伺いに来たりして、ゆっくり試奏できないことが多いように思います。
で、そんな量販店に数ある電子ピアノのなかでもわたしが重点的に試奏してるのがヤマハのCLP-685です。
ヤマハのクラビノーバシリーズで、価格.comの最安値でも40万円弱するフラッグシップモデルです。ヤマハの商品ページを見るとこれでもかというくらいグランドピアノの鍵盤をいかに再現するかというこだわりを感じます。
実際弾いてみた感触としては、わたしが触れた電子ピアノの中ではダントツに鍵盤が重くてわたしの目的に合ってます。
しかも自宅の電子ピアノの感覚で弾いてると、いい加減なタッチになってるところがあるのか音がうまく出ないことがあり、タッチの強弱による反応などもリアルなピアノを再現してるようで、これほど練習になる電子ピアノは他にないのではないかと。
数ヶ月前からときどき量販店でこの機種をを弾いていて、あまりにうまく弾けなくて打ちのめされてたんですが、最近ようやく続けて弾けるくらいの精神状態がキープできるくらいになり、この電子ピアノを弾くのが少し楽しくなってきました。
とはいえ音量はギリギリ自分に聴こえるレベルに抑えて弾いてるので、実はけっこう粗い演奏になってるとは思いますが。
量販店にはほかにもいろいろな電子ピアノがあり、当然それぞれタッチが違っていて、押し始めだけ重いけどある瞬間スカッと落ちるやつとか、妙にねばる感じのやつとかいろいろあり、これって実はリアルなピアノもそれぞれタッチが違うことを考えると、いろいろな電子ピアノをときどき弾き比べるのはストリートピアノの予備練習としてもいいのではないかと思う今日この頃です。
量販店の電子ピアノコーナーは休日は専門スタッフがいたり、ほかにも試奏するお客さんがそこそこいたりして試奏しにくいですが、平日は人がいないことが多くガラガラなので、ほとんど平日に行ってます。このあたりはリタイアしたメリットですな。