「新しい英語力の教室 同時通訳者が教える本当に使える英語術」(田中 慶子 著)を読みました。
最近英語学習に関する記事を書いてませんがNHKの語学放送だけは一応聴き続けてます。
たぶんこのまま語学放送を聴くだけで会話などの実践をしない限り、それほど英語力は上がらないだろうと思ってるのでこの手の本も読まなくなりました。
今回はたまたまなんとなく読んだという感じ。
著者は通訳者として天皇陛下や総理大臣、ビル・ゲイツにテイラー・スウィフトなど名だたるセレブの通訳をしてきて、アメリカの大学でコーチングの資格も取ったという人物。
本の前半は英語を学ぶということはどういうことか、使える英語とはどういうものかということを説いていて、わたしはリスニング力をなんとかしたいと常々思っているので、チャプター20の「大人のためにリスニングトレーニング」にちょっと期待したんですが、
・自分が理解できる程度まで再生速度を落とす
・シャドウイングでリズムをつかむ
・ディクテーションで聴き取れれない音をつきとめる
・聴き取れない音は発音記号で確認して繰り返し聴く
という「まあそうだよね」という感じ。
ひと頃は上記のようなことを毎朝の散歩中にやってたつもりだったけど、なかなか上達しなかったんですよね…
まあやり方が悪かったんだと思うし、まだ基礎も定着してない時期だったから、多少はマシになったと思われる今改めてやれば少しは違うかもしれない、と思いつつ英語力向上の目的がもともと曖昧なのでこれをやるモチベーションが…
後半は模擬会話をベースとしたコーチング的なアプローチでいかに計画的・具体的にスキルを獲得するかという内容。
前述のようにモチベーションの低い状態で実践する気がないので斜め読みしたんですが、この内容って英語だけに限らないなと。例えば英語をピアノに置き換えてもわりとそのまま当てはまる感じ。
ピアノの練習を5年ほど思考錯誤しながら続けてきて必ずしも上達したとは言えませんが、まがりなりにも続けてこられた要素がかなり書かれてる印象です。
そういった意味でもう少し早く出会えてればよかった本かも。
出会えたとしても英語をピアノに置き換えて読めたか、置き換えられても素直にそれに従えてたかは別ですが。