先日作った自作スピーカーを改造しました。
相変わらずというかむしろ手作り感増し増し。
以前は、背面にバスレフの穴だけ開けてダクトは無し、吸音材は以前ウクレレの防音用にボディに詰めてた吸音ウールをユニットの周りにびっしり敷き詰めた状態でした。
これだとソリッドというかなんというか安定感はあるんですが、なんだか音に色気を感じないというか、仮組み段階の吸音材なしで荒削りで箱鳴りするようなインパクトのある音の方がいいんじゃないかと思うように。とくに低音。
で、吸音材を全て取り出してバスレフの穴に厚紙を丸めたダクトを付けてみたら全体の抜け感は増したものの低音は多少増えたもののまだ控えめ。箱鳴りはかなり少なめ。
仮組み段階ではユニットをガムテープ留めしてたので音の振動がダイレクトに箱鳴りになってたけど、ユニットの重さにテープが耐えられずに落ちてくるので、前面全体にユニットを支えるカバー&四隅に柱を入れて背面の壁でカバーを押さえるようにしたことでスピーカーの剛性が上がって箱鳴りしにくくなったのかも。
じゃあってんで、ダクトに外付けの延長ダクトみたいなやつを足してみたら、いい感じで低音が増えました。
低音のリファレンス音源として使ってるオスカー・ピーターソンの「We Get Request」のベースがそこそこいい感じで響いてくれます。
ダクトを長くしたことに加えて、2箇所とはいえ屈折してるので多少バックロードホーン的な要素が入ったおかげでしょうか。ダクトの接続で少し太くなって音圧も多少上がってるかもしれません。
バスレフの穴がユニットの真後ろなのでユニット背面から出る音の一部を直接拾いつつ、ダクトの出口がフロントに向いてることで、低音だけじゃなく中音域もダクトから出て厚みが増してるのかツイーターの高音をいい感じで支えてる気もする。
とりあえず、現時点の完成形といっていいかも。
まあ、バスレフの穴を少し下にずらして内部のダクトをもっと伸ばしたら低音はもっと増えるだろうかとか思ったりしますが、そこそこ大工事なのでせっかくいい感じの今の状態に戻せないかもしれないので下手に手を入れたくない気もする。
低音ジャンキーではあるけど、デスクトップオーディオで低音が強すぎるとくどいというか聴き疲れしそうで低音はこのくらいがちょうどいい気もする。
一方、今回バックロードホーンにちょっと興味が湧いてきて、段ボールでお手軽に作れそうなアイデアがあり、こちらは新規製作なのでそのうち気が向いたらそのうちやってみようかと。