主に玄米を炊くために使っている圧力鍋のパーツを交換しました。
蒸気口パッキン
交換したのは、蒸気口パッキン(冒頭写真の右が新しいパーツ)というものです。
圧力鍋のフタにある蒸気口に取り付けるパーツで、このパーツに錘(おもり)が密着することで圧力をかかるというとても重要なパーツです。
これがなかったら、まったく圧力はかかりません。
亀裂→鍋を焦がして…
このパーツはゴムあるいはシリコンのような素材なのですが、昨年の暮れ近くに掃除のために脱着する際に亀裂が入ってしまい、加圧後に火を止める自然冷却時に圧力が想定よりも早く抜けてしまうような状態になっていました。
ただ、玄米炊飯時の加圧時間を長くしたり、水の量を多めにしたりすることで、それなりに炊けていたのでダマシダマシ使っていたのですが、先日うっかり玄米を入れたまま弱火で長時間放置して派手に鍋全体を焦がしてしまい、ついに蒸気口パッキンがボロボロ(冒頭の写真の左の黒いやつ)になって、まったく圧力がかからなくなりました。
パーツを購入
もうこうなったらしょうがないので、パーツが交換できないかネットで検索したところ、圧力鍋の製造元であるパール金属株式会社に部品販売専用サイトがありを知り、そのものズバリの交換用パーツが売っていたので購入することにしました。
ちなみにパーツの価格は300円(税込)、送料150円(定形外郵便)でした。
先週月曜日に注文して水曜日か木曜日にはポストに入っていたと思います。
他のパーツも心配ではあったが
ちょっと心配だったのは、鍋を焦がしたことで蒸気口パッキン以外のパーツも変色するなどしており、とくにパッキン同様にシリコンぽいパーツ(フタ全体のパッキンや、おもりの一部のジャバラ状の筒)が変質・劣化などで異常をきたしていないかということでした。
ただ、これらのパーツは外見上は煤などで黒ずんではいるものの亀裂や劣化などといった異常は見当たらなかったので、とりあえず今回は蒸気口パッキンのみを交換して様子を見ることにしました。
※写真左:焦がした鍋。かなり悲惨な状態だったが、重曹や酢、クレンザーなどを使ってようやくここまで復活。
※写真右:青いのがおもり。ジャバラ部分が黒ずんでいる(本来は水色)。輪っかのパーツはフタのパッキン。とくに内側が黒く煤ぼけている(本来は薄いグレー)
とりあえず問題ないみたい
で、昨晩、試しに蒸気口パッキンを交換して水だけで沸騰させてみました。
おもりの蒸気の出方に若干ひっかかりがあるものの、ロックピンが上がり、おもりから蒸気がちゃんと出たので圧力はかかっているようでした。
そこで、今朝ひさしぶりに以前の炊き方で炊いてみたところ、自然冷却時に圧力が抜けるまでの時間も従来と同じで、炊きあがりの状態も味も異常はなく、とりあえず問題ないようでした。
圧力鍋の魅力を再確認
実は、蒸気口パッキンがダメになってから、土鍋や普通のステンレス鍋などでも玄米を炊いてみたのですが、水の量や炊飯時間の調整が難くて炊きあがりを満足なものにするにはそれなりに試行錯誤が必要だと感じました。また、圧力鍋よりも時間がかかることが多いようです。
やはり玄米を圧力鍋で炊く魅力は、
・炊飯時間が短くてすむ
・鍋全体でムラなくほどよい柔らかさと粘り気で炊きあがる
・手順が単純で失敗することがほとんどない
だと思うので、これでようやく本来の形で玄米が食べられる状態に戻り、なんだか気分もスッキリしています。
というか、もっと早くパーツを買えばよかったんですけど…
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