『あの頃、忌野清志郎と -ボスと私の40年-』

『あの頃、忌野清志郎と -ボスと私の40年-』(片岡たまき著)を読みました。

著者は、中学1年の時にテレビでRCサクセション(まだチャボなどが入る前の3人組だったころ)を初めて見た時から忌野清志郎のファンになり、その後RCの事務所に入って衣装係やマネージャーまでつとめた筋金入りのRC&清志郎ファン。

なのでRCファンならきっと楽しいはず。

自分のRC歴は「雨あがりの夜空に」「トランジスタ・ラジオ」がスタートで1980年あたり以降で、RCがどんどん盛り上がっていくところから物議を醸したアルバム「カバーズ」や清志郎のソロプロジェクト、タイマーズ、活動休止とかいろいろあった頃の裏側が垣間見えるし、なんといっても清志郎ゆかりの人々が生き生きと描かれてて、これだけ当事者に近い距離感で語れる人はそういないのではないかと。

いろいろ発見もあったりして退屈することがない。最近、本を読むのが億劫になってきたけど一気に(実際には数日に分けて読んだので語弊があるけど気持ち的に)読み切りました。

まあ逆に言うと、著者も文庫版エピローグで「RCの「会報」のような気安さも感じる」と書いてるように興味がない人にはあまり響かないかもしれない。

ちなみに、自分が読んだ文庫版には巻末の竹中直人の解説ならぬ「ボーナストラック」があり、これが著者も「本編を揺るがす大作」と書くほどに竹中版本編とも言えるもので別の視点から見た清志郎といった感じで楽しい。

全体を通して忌野清志郎という人となりが偲ばれるいい本でした。

にほんブログ村

にほんブログ村
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 暮らしを楽しむへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ のんびり暮らしへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ

スポンサーリンク
1st-336×280

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
1st-336×280