電子ピアノ練習:鍵盤の底を打つ意識

今日、少しだけ本物のピアノを少し弾く機会がありました。

普段は電子ピアノで練習してますが、本物のピアノはタッチが違うのでなかなか思うようには弾けないことが多いです。

以前は本物のピアノの鍵盤の方が電子ピアノより重いからだと考えてました。

もちろん電子ピアノのなかにはペコペコの鍵盤のやつもあり、そういうやつで慣れてると本物のピアノのタッチは重く感じるでしょうし、実際重い鍵盤もあると思います。

が、いろいろろネットを見てると重いとされる鍵盤も、実は物理的な重さは意外と重くないということも多いようで、感覚的なものということもあるようです。

また、本物のピアノの鍵盤に近いアクションを再現しようとしている電子ピアノもあり、一応、うちの電子ピアノもどちらかというとそういう部類だと思います。

で、うちの電子ピアノでそこそこ弾ける感じになっても、本物のピアノだと音が出なかったり思うような指使いができなかったりします。

今日、本物のピアノを弾いた時もそうでした。

以前、本物のピアノを弾いたのは覚えてないくらい前なので、それなりに時間が経っていて、以前よりはそれなりに弾けるのですが、やはり思うようなタッチができない。とくに速め、あるいは弱めのパッセージで。

速いパッセージはともかく、テンポがゆっくりなのに弱い音を出すときに音が出ないというシチュエーションが一番悔しい。

以前から本物のピアノは鍵盤が重いせいだと思ってて、指を鍛えるとか、腕や上半身をうまく使う方法、ということを考えてたりします。

もちろん、そういうことも重要だと思うんですが、ひょっとしたらより重要なのは鍵盤の底をちゃんとヒットすることではないかと、今日は感じました。

電子ピアノの鍵盤は電気的なスイッチなので、適当に弾いてもそれなりに音が出ますが、本物のピアノはその構造上、鍵盤を押してある点をある程度の圧で超えないと音が出ないようになってると思います。

つまり、物理的にある点に対して確実なアクションをしないと音が出なかったり想定よりも音が小さかったりするんではないかと。

そこで、電子ピアノを弾くときに意識した方がいいんではないかと思うのが、「鍵盤の底をヒットするイメージ」です。

強く弾く時も弱く弾く時も鍵盤の底をヒットする感覚をキープしながら弾くイメージ。

って、前も同じようなことを…と思ったらやっぱり書いてました

う〜む、当時は意識してつもりでしたが忘れてましたな。

今日、本物のピアノでそういうことを改めて思い知らされたあとに、電子ピアノで意識して弾いてみたら、弾けてなかった部分はもちろん、これまで無意識に弾いてそれなりに弾けてると思ってた部分が、よりいい感じになる気が。

鍵盤の底を意識してヒットするということは、一音一音を意識するということでもあるので、より丁寧に弾くという効果もあるのかも。

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