『鍵盤上達100の裏ワザ』

『鍵盤上達100の裏ワザ』(小川文明著)を読みました。

メインの趣味がピアノで、そのモチベーション維持と芸の肥やしというかなにかヒントがあったらと思って、ときどきこの手の本を読みます。

この著者の本は少し前にも読んでて、

ここ数年はウクレレやピアノ、英語学習などに多くの時間を割いて、あまり本を読んでなかったんですが、5月にピアノを始めてからちょいちょいピアノ関...

こちらはどちらかというとエッセイ本で、演奏や練習の直接ヒントになるような感じではなかったんですが、今回はタイトル通りヒント集です。

バンドやライブ、音作りといったわたしにはあまり関係ないものもありますが、超スローテンポからの練習とかピアノの姿勢はけっこう自由とか、煮詰まったときは別の鍵盤楽器を弾いてみるなど、自分がやってることに近いことが書かれてたりすると、あれは間違ってなかったんだなと思ったり。

あと、

「もういい年なので練習しても上手くなりませんよね?」と、たまに筆者と同年代である40代後半の人(特に男性)から言われるのだけど、そんなことはない。いくつになっても練習すれば必ず上達するし、人生経験を積んでいればいるほど上達するものだと思う。
(「040 練習の限界」より)

と出版当時88歳のジャズピアニスト、ハンク・ジョーンズを引き合いに出して励ましてくれたり。

本全体としては、具体的なテクニックの指南というより、考え方や心構え的なところに重点を置いたものといった感じでしょうか。

ちなみに、いままさに自分が取り組んでるところにヒットしたのが下記の部分。

速弾きとは不思議なもので、本人がそれに憧れているうちは速く弾けてるつもりでも、実は全然弾けていないのだ。
~ 中略 ~
浅いタッチでいくら速く弾いても、速弾きにあるべき「スピード感」や「迫力」が醸し出せないのである。
(「093 速く弾くには」より)

わたしの場合は速弾きではないんですが、練習し始めて3年めに入った課題曲で、わりと弾けてると思った部分が重い鍵盤の電子ピアノなんかで弾いてみると実は弾けてないことがわかり、考えた理由が「浅いタッチ」。

浅いタッチなので重い鍵盤だと十分打鍵できてない。

そもそも本物のピアノの鍵盤は電子ピアノのような電気的スイッチではないので、鍵盤をちゃんと底まで打鍵しないとちゃんとした音は出ないものだと考えると、本物のピアノでは仮に鍵盤が軽くても弾けない可能性が高いのではないかと考えてます。

また、浅いタッチ=テキトーなタッチと感じていて、おそらく軽い鍵盤の電子ピアノorキーボードでも自分の練習環境ではない鍵盤だとミスしやすい気もしてます。

てなわけで、最近は深いタッチ(すべてのタッチへの意識)を心掛けて練習するようにしてます。

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