『健康診断は受けてはいけない』(近藤誠 著)を読みました。
きっかけは、先日、自治体の健康診断のついでに受けた大腸がん検診で陽性判定を受けたことです。
そのとき、話の流れで危うく大腸内視鏡検査を受けそうになったのをキャンセルしたんですが、
先日の健康診断の大腸がん検診で陽性判定が出て、話の流れで大腸内視鏡検査を受けることになりました。
理由は、
・医師に対する不信感
...
その理由が、
・医師に対する不信感
・仮に「がん」判定された場合の対処
・仮に「がん」判定された場合の対処
の2点でした。
でまあ、「もし陽性判定されたらどうするのか?」ということ考えずに安易に検査を受けていたことを反省し、少しは勉強しようとこの本を読んだというわけです。
本の内容は一言で言うと本のタイトルどおり。
・健康診断は百害あって一利なし
・検査の基準値と医学会と製薬メーカーの癒着
・医者はヤクザよりタチが悪いビジネスとしての医者
・がん治療の恐ろしさ
・検査の基準値と医学会と製薬メーカーの癒着
・医者はヤクザよりタチが悪いビジネスとしての医者
・がん治療の恐ろしさ
などなど、ここまで書いて大丈夫なのかという内容でした。
わたしのように病院&薬嫌いには溜飲を下げてくれる痛快な本でした。
著者はアンチ医者的な人なのかと思いきや慶応義塾大学医学部の医師OBだったり、著書で菊池寛賞を受賞したりとそれなりの人のご様子。
ちなみにこの本、Amazonのレビューでも72%が星5つ、星1つは0%という高評価。
わたしにはいい本でしたが、いま病院に通ってる人や病院に頼らざるをえない人にとってはどういうふうに感じるのだろうか。読んだ後に主治医に昨日までと同じ気持ちで向き合えるんだろうか。
それくらい強烈と言ってもいいくらいの本でした。
菊池寛賞を受賞したという本を含めて、この著者の本を読んでみたいと思ってます。