aquaの罠と和音の味わい

先日の記事にも書いたように最近、ピアノ練習で坂本龍一さんの aqua にかなり重点を置いて練習してます。

聴いて心地よく、テンポはゆっくりで速いフレーズもなく、楽譜を見てもそれほど難易度が高いように見えなかったので3月初めくらいから着手しました。

以前の記事にも書いたんですが、楽譜は「all about BTTB」という1999年にヤマハが出版してるやつでたったの4ページ。

最初の2ページはそれほど難しくなかったんですが、3ページ目にいきなり難題をつきつけられました。

冒頭一発目の左手の和音が10度の和音。ソレシを一度に鳴らす必要があり、普通に弾こうとしてもわたしの手では届かない幅です。

ただ、最初の2ページを覚えちゃったので、ここで諦めるのはもったいないと思考錯誤して、鍵盤の手前の際で手をいっぱい広げることでギリギリ届くことがわかりました。

その後も左手のアルペジオの音域がちょっと広くて手の移動が意外と忙しかったり、左手で全音符の和音をならしたところに同じ鍵盤を右手で鳴らさなければならなかったりと、いろいろありつつもなんとか曲の終盤まで暗譜しました。

と、ここで絶体絶命の難題。左手でレ♭とラ♭を押さえた状態からレ♭を押さえたまま(レ♭の指は離して)10度上のファを鳴らす必要が。

先のソレシの10度はすべて白鍵だったので鍵盤手前でギリギリ届きましたが、今回はレ♭が黒鍵、ラが白鍵でわたしの手ではどう転んでも届きません。

この時点で全体の80%を暗譜してたので諦めるという選択肢はなく、しょうがないのでここはレ♭とラ♭を鳴らしたあとに指を2本とも離してファを鳴らすことに。楽譜通りに弾くことが理想だったんですが残念。

さらにその先最後の最後にやはり左手で先のレ♭ラ♭ファを同時に全音符で鳴らすところが出てきて、ここはとりあえずレ♭ラ♭の2音にして上のファをオクターブ下げてレ♭ファラ♭にするかどうか考え中です。

そんなこんなで、なんとか全部暗譜したんですが、当初思ってたよりも難易度は高く、それなりに練習しないとカタチにはならないな、と。

聴いた感じのゆるさ具合と譜面のパっと見の簡単さ、さらに実際に弾き始めて2ページはそれなりに弾けるという罠にはまってしまいました。

一方、和音を中心とした構成ともいえる曲で、じっくり和音を味わいながら弾くことは気持ちいいのだということを発見しました。

2年半くらいキーボード&ピアノを練習してきて、どうも速いパッセージは自分には無理っぽいというか、少なくともそんなにすぐには弾けそうもないことを自覚してきたところで、だったら和音を楽しめばいいんじゃん、ということを教わってる気がします。

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