2017年が始まりましたね。
年始になってしまいましたが、昨年を振り返ると、ほんとうにいい年でした。
一昨年は「ぎこちない」リタイヤ1年め
一昨年の3月末に早期退職したことで、一昨年中は、保険や年金、税金、ハローワーク関係などなど、なんだかんだと事務的にやらなければならないことがありました。
また、炊事や買い物など、いままではそれほどやってこなかった不慣れな家事の一部を始めたことでも、やらなければならないことへの意識はそれなりにあったと思います。
また、過去に5か月くらい無職だったことはありますが、これだけ長期にわたる無職状態というのは未経験だったので、せっかく自由になったのだからと、たとえば天気がいいからという理由だけで無理に出かけようとしたり、なにかそれなりに意味のあることをしなければならないと考えていたように思います。
まあ、実際にはなにもしてなかったようなものでしたが。
変な言い方ですが、懸命に自由な生活を楽しもうと考えすぎて、なんだかぎこちないリタイヤ1年目だったかもしれません。
リタイヤ2年めの昨年はいろいろ慣れてきた
昨年は事務的なことといえば、自身初の確定申告を経験した以外は、もろもろの手続きのたぐいは一切しなかったですし、賃金を稼ぐための労働もしなかったので、ほぼ100%なにもしない状態になりました。
正確にいうと、カミさんがまだフルタイムで働いているので、その都合に合わせて、朝起きたり、食事を作ったり、買い物をしたり、趣味の手伝いなどをしていました。
ただ、わたしがやるような家事はたいしたものではないですし、時間配分などにも慣れてきて、ちゃんとコントロールすれば、フルに自分の時間を使えるといっても過言ではない状態になりました。
「しなければならないこと」について
そうなってくると、こんどは自由に使える時間をどうするか、ということですが、もうこれはあえて考えないことにしました。
せっかく「しなければいけないこと」だらけのビジネスの世界から自由になったのに、わざわざ「しなければならないこと」を作るのはどうなのか、と。
もちろん本当にやりたことのために「しなければならないこと」をやるのはいいんですが、わざわざ「しなければならないこと」を作ろうとするのは、リタイヤした目的から大きく外れているのではないかと思ったわけですね。
自由な時間をどう使ってきたか
まずはルーチンワーク
でまあ、なにをしているかというと、朝起きたら、簡単な掃除にゴミ出し、カミさんの朝食関係のことを少しやって、カミさんを送り出して自分の朝食を食べたら、基本的にその日の買い物以外は夕飯の支度までマストな作業はなくなります。買い物のない日は夕飯までまるまる自由時間です。
ウクレレ
その自由時間でやることで決まっているのは、ウクレレを弾くことくらいです。ことしの5月末にウクレレを入手してから、かれこれ半年くらい平日はほぼ毎日弾いています。
これは「しなければならないこと」ではなく「したいこと」になっていて、ある意味ことしはウクレレのためにあったのではないかと思うくらいですが、話が長くなりそうなのでまた別の機会に。
あとは気まぐれに
ウクレレ以外の時間は、図書館に行く、散歩に行く、本を読む、音楽を聴く、録画しておいた番組を見る、ネットをぶらつくなど、とくに決まってやることではない、ある意味なにもしてないに等しい生活です。
無為のすばらしさを確認した1年
そうやって1日を過ごして、夜寝る前に「ああ、いい1日だった」と心から思うとき、この「なにもしてないに等しい」という無為な状態が、自分がリタイヤ前にやりたかったことだったのだと、改めて確認した1年だったと思うのです。
今年も気張らずに、のんびりやっていこうと思います。