アタマのおかしいドライバーの根は深い

熊本の高速道路で高速バスに高級スポーツカーががあおり運転で捕まったというニュース。

バスのドライブレコーダーの映像がニュースで流れてたが、このドライバーは何か根本的にアタマの回路が特殊仕様な気がする。よけいなお世話だとは思うが乗ってるクルマの品格と人格のギャップに勝手にクルマがかわいそうな気になったりする。

映像では強制的にバスを止めた後、勢いよくクルマから出てきて「警察を呼べっ、ドライブレコーダーがある」みたいなことを宣ったようである。つまりは自分は悪くないということなのであろう。

供述では「バスが割り込んできて頭にきた」らしいが、割り込みとあおり運転でバスを止めるような一歩間違えれば大事故に繋がりかねないことをやることの比較検証能力はないのだろうか。ここ数年それなりに「あおり運転」が報道され話題になってきたというのに。

ニュース映像では捕まった後も、不敵にカメラを見すえるあたりまったく悪びれる様子はないように見える。今回は軽傷者は出たものの重大事故にならなかったこともあり自分の方が正しいと思っているのだろうか。

仮にバスの割り込みがかなり危険で、こんな蛮行は許せないという正義感からだったとしても高速道路で強制的にバスを止める行為は単純に無罪ではすまない(不起訴になってもそれなりに社会的制裁を受けるであろう)可能性が高いことを考えると打算的にも理解できない。

今回の件はニュースになったくらいなのでかなり極端なケースかもしれないが、日常生活でもこの手の思考回路を実装したドライバーは相当数存在していると感じる。

クルマ2台がギリギリすれ違えるかどうかの住宅街の抜け道的なところで、ゆっくり譲り合いながら通ればいいものを「オラオラお前が傍に寄せてオレ様を通せよ」的な勢いで突っ込んでくるやつのいかに多いことか。

こっちが避けなかったら事故ることはわかってるはずなのに相手が避けるから事故らないとタカをくくってる思考回路だと感じる。あげくギリギリまでこっちが避けなかったらすれ違いざまに睨まれたりする。どちらが優先とというわけでもないだろうに何様のつもりであらせられるのであろうか。

そもそもそういう道路は制限速度が20km/hだったりするところを敢えて速度を上げてくるあたり、対向車がいなくとも子供が飛び出してきたり、脇の自転車の老人がコケちゃうかもしれない、そんなことを考えたらなぜにそんなに速度を出せるのか。

おそらくまったく想定に入ってないのだろう。むしろ想定しながらそうしているとしたらかなりの鬼畜ではないだろうか。

過去に、一方通行でクルマ1台ギリギリの住宅街の抜け道を自転車で走ってたら背後からじわじわあおるクルマがあり、一旦停止して振り返ったらドライバー(しがないセダンにしがない爺さん)に「早く避けろ、警察呼ぶぞ」と叫ばれたことがある。

かようにそういうクルマのドライバーは往々にして今回報道されたドライバーのような風貌とは違い、一見わりとフツーの主婦だったり真面目そうなサラリーマンだったりと、そのオラオラ度とのギャップを感じるあたり根は深いのではないかと感じる。

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