しばらく前にMMCX化されたPortaProのドライバを入手しました。
元はと言えば、MMCX化&Bluetoothレシーバー付のKSC75の片方が昨年夏に壊れて聴こえなくなり、残されたAAC対応のBluetoothレシーバーを生かそうと思ったのが発端。
単純に生かすということだけを考えれば、MMCXイヤホンであるmoxpadのMO-X9を買ったのでそれで良かったはずなんですが、そこそこ音はいいものの曲を選ぶ傾向があったり、やはりカナル型よりドライバの大きいオープンエアーが好みということもあり若干不満が。
そんな折、ネットで見つけたのがMMCX化されたPortaProドライバ。
PortaPro自体はすでに持っていて、その音は低音ジャンキーな私の好みであると同時にオープンエアということで手放しでOKなヘッドホン。これがワイヤレスだったら…と思ってました。
PortaProにはBluetooth版もあるんですが、そこそこな価格でいまいち買おうという気にはならなかったところに、既存のワイアードPortaProのドライバをMMCX化して売ってる人がいて、価格もリーズナブルだったので買うことにしたというわけです。
入手して手持ちのPortaProのドライバと入れ替えてiPhoneで聴いてみると、PortaProの良さは失わずにワイヤレス化され快適。
ひと頃は電池が切れたら使えないBluetoothヘッドホン&イヤホンなんて…と思ってたんですが、スマホ決済や楽天チェックでポケットからスマホを出すときに線が繋がってないというのは、その頻度が増すごとに快適さを実感します。
ただ問題は…直近で盛り上がりつつある「いい音マイブーム」とはいまいち相性がよくない。
このブームはハイレゾまではいかないまでもCD音質を堪能するという目的なので、比較的音がいいと言われるBluetoothコーデックであるAACでも最大320kbpsで、CDの1411kbpsには及ばない。ビットレートだけで音質が落ちるわけではないものの不可逆圧縮のエンコード、デコードというのがモヤモヤ…となるとやはり余計な圧縮をしないワイヤード。
まあそもそもその違いを自分が認識できるかという疑問はあるものの、こういう感覚的な嗜好趣味は気分が大事であろうと。
一方で、この「いい音マイブーム」はあくまでもオーバーヘッドタイプヘッドホンであるATH-M50を前提としてるわけで、夏の暑い時期にこのヘッドホンで日常的に音楽を聴くというのはちょっとどうかと思うところでもある。
てなわけで、夏場は音質よりも快適さをとって、ヘッドバンドはあるものの薄く細い&耳をすっぽり被わないPortaProの出番はある気がするので無駄ではなかったのではないかと。