一昨日購入したウクレレ、フェイマス FS-3ですが、うれしくて昨日今日と何気についつい手にとって弾いてしまいます。
弾いた感じなどは、もう少ししてからでないとなんとも言えませんが、とりあえず第一印象的なレビューです。
いままで使っていたアリア AU-2L、マハロ MR1と明らかに違いを感じるのは下記の点です。
・ネックが薄い
・フレットが細くて低い
・作りがていねい
・ボディは意外と小さくない
フリクションペグ
いままではギアペグでしたが、FS-3は昔ながらのフリクションペグです。ギアペグの方がギアのおかげでチューニングの微調整が可能でその後も安定するので、最近のウクレレはのタイプのペグが付いていることが多いですね。
わたしにとって初のフリクションペグで、今回の購入で最大の不安要素がこれでした。
2日間使ってみた感想としては、やはりチューニングはギアペグの方が圧倒的に楽ですね。ただ安定感はそれなりにあるようなので普段使いならいちど合わせてしまえばそれほど気にするほどではないように思います。
これはやはり国産の安定感でしょうか。ひょっとするとペグも国産で定評のあるGOTOH製かもしれません。
ただ、まだフリクションペグに慣れてないので、しばらく使ってみて問題あるようであれば、ギアペグか他のフリクションペグに換装するかもしれません。
ネックが薄い
1フレット上の弦も含めた厚さが12.5mmです。AU-2Lは19.5mm、MR1は20mm でなのでかなり薄いです。
このネックの薄さと次項のフレットが弾き心地をかなり違ったものにしていますが、これはしばらく弾いてみないと自分に合ってるかどうかわかりませんね。
一方、幅は1フレットの位置で38.5mm、AU-2Lは39mm、MR1は36.5mmで意外とAU-2Lと同じくらいです。
フレットが細くて低い
細かい数字なので手持ちのものでは計測できないんですが、FS-3は明らかにフレットが細くて低いです。
AU-2Lはギターのそれと同じくらいの存在感があり、MR1と比べても一まわり小さい感じです。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが写真で撮るとこんな感じ。
これが触ってみると明らかに違いを感じるくらい細くて低いです。
弦高も MR1が4mm程度に対してFS-3は3mm程度と低めに設定されているので、フレットを押さえたときのピッチの狂いも最小限に抑えられている印象です。
実際解放弦と12フレットを押さえたときの音程は、手持ちのチューナーによる計測ではかなり合ってました。
これにより、当初の目的である「フレット音痴でないウクレレがほしい」は達成できたのではないかと。
作りがていねい
AU-2Lは中国製ですが荒井貿易という日本のわりと古い楽器商社のブランドで、その作りなどには定評があり、わたしも満足していますが、FS-3はさすがに国産で定評のあるフェイマス製だけのことはありますね。
全体の塗装やネックとボディのつなぎ目の処理、細かい処理がされたサドルなど細部にいたるまでていねいな作りでほれぼれします。
これがついつい触れて弾いてしまうことにつながってます。やはり楽器の見た目の満足度は楽器を長く続けるには重要な一要素なんだろうな、と思わせる感じです。
ボディは意外と小さくない
ボディサイズは下記のとおり。
MR1: 515*, 65*, 238, 57*, 322g*
AU-2L: 577, 67, 235*, 61, 384g
※数値は左から全長、ボディの幅、ボディの高さ、ボディの厚み、重さ
※長さの単位はmm
※太字は最大値、*が付いてるのは最小値
見てのとおり3台とも同じくらいですが、抱えた実感ではやはり全長、幅、厚みが最小のMR1が一番小さく軽く感じます。
ボディが小さく軽いのが好みのわたしとしては、これが一番気に入っていて、これにFS-3の品質とネックとギヤペグがベストなんですが、数字で見るとそれほどの違いじゃないですね。
意外とFS-3が幅、高さが一番大きいことが驚きです。感覚としてはAU-2Lが一番大きい印象なんですが、ネックが長いということはボディの大きさの感覚まで影響するのかもしれませんね。
とりあえず第一印象レビューはこのへんで。