わが家の暖房器具は石油ファンヒーターです(うちにはエアコンがありません)。
当然、石油ファンヒーターは灯油が燃料なわけですが、毎年春先に使いきれない灯油が余ります。
余った灯油を次シーズンに持ち越して使うとファンヒーターの故障につながりますし、実際それで2台くらいダメにしました。
そこで梅雨時などのもうファンヒーターは使わないころに最大火力で強制消費していたのですが、なんだか無駄な気がしていました。
そこで、ちょっとした道楽的趣味も兼ねてランタンで残った灯油を消費することしました。
ゆらゆらと揺れるランタンの灯を見ているのはそれはそれで趣があって良かったのですが、これは思いついたときに灯すだけなのでなかなか灯油が減りません。ここ最近は消費しきれずに数シーズンに渡って灯油が残っている状態でした。
そこで思いついたのが、ランタンのミニストーブ利用です。
わたしがふだん過ごしているのは小さめの12畳の洋間なのですが、ここにファンヒーターをつけっぱなしで過ごすとそれなりに灯油を消費します。
うちのファンヒーターは最近の賢いエアコンのようなピンポイントで温めたりするような機能はなく、ファンヒーター自身の体感温度で稼働していて、まだ暖かくなってないのに弱火になったり、体感的には暖かいのにガンガン強火だったりとなんだかイマイチです。
わたしとしては部屋全体が温かくなる必要はなく、わたしの周りだけが温かければいいと思っていて、試しに大きめのハリケーンランタンを足元に置いてみたら思いのほかよかったのです。
使っているのはこれ。
在職中の6年前に楽天で買ったものです。
このランタンは7分芯という大きめの芯で燃料を燃やすので、ほかのランタンよりも明るく燃料消費量も多いのですが、発熱量もランタンとしては大きめなのでミニストーブにするにはいいのではないかと思ったわけです。
で、ミニストーブとして実際使ってみてどうだったかというと大正解でした。
もちろん、部屋全体を温められるわけではありませんが、テーブルで作業しているわたしにとっては足元に置いておくとじんわり暖かさが伝わってきていい感じです。非接触型カイロ的な風情です。
わたしはレイアウトの関係上、テーブルに対して斜めに対峙していて、身体とテーブルの間に少しスペースがあり、そのスペースの真下の床にランタンを置くと下から上昇気流のような自然な暖かさが上半身から顔まで上がってきます。ちょっと灯油臭いですが。
当然、蹴っ飛ばりしたら大変なことになるので、そこは気を付けなればいけませんが、余った灯油の使い道としては、これはちょっとしたヒットではないかと思っているわたしです。