昨年暮れあたりから始まった「いい音で聴くマイブーム」、いまでも続いてます。
相変わらず、気になったCD音源を入手してFLACにして夕方の散歩でWALKMAN&モニターヘッドホン(ATH-M50)で聴くというスタイル。
さて、このマイブームはわたしに何をもたらしたのか。
・結局ノスタルジー趣味の一環でもあった
・アルバム単位で聴く良さを思い出した
・ピアノトリオ(ジャズ)を聴くようになった
・WALKMANを買った
・自作スピーカーとデスクトップオーディオの世界を垣間見た
てなところでしょうか。
MP3でも十分
「いい音マイブーム」と言いながらMP3で十分というのは身も蓋もないようですが、たまにWALKMANのFLACと同じ曲をiPhoneのMP3(128kbps)で聴いて普通にいい音だと感じることも多いわけで。
まあ私の聴力レベルでははっきり違いがわかるのは高音のシンバルのざらつきくらいで、FLACの良さは艶やかとか豊かさなどといった多分に感覚的なもので目隠ししてどちらがMP3 or FLACとか試されたらかなり迷うでしょう。
このあたりは、無心にCD音質レベルに身を委ねる趣味の世界といったところでしょうか。
ノスタルジー趣味の一環
考えてみれば「いい音」というのはわりと当たり前で、どんなCDを聴いてもたいていは音がいいわけで、単純にいい音の音楽を聴いただけではさほど感動することはないというある意味自明の世界。
当初はいい音の世界に入ると何か煌めくような何かがあるとでも思ってたのかもしれない。でも聴いてるのは音楽なわけで、音以前に曲そのものに興味が薄いといくら音が良くてもそれほど楽しくはないという考えなくてもわかりそうな話ですな。
結局はビートルズとかプログレなど若い頃に夢中になってた曲を改めてCD音質で、可能ならばリマスターで聴くと改めて発見があったりして楽しかったりするわけで、つまりはノスタルジー趣味の一環だったんだなと。
アルバム単位で聴く良さ
そのノスタルジー趣味は、昔アルバム単位で繰り返し聴いてたものが多く、思えばMP3で音楽を聴くようになって15年あまりもっぱらシャッフル再生でアルバム単位で聴くことはあまりない中、改めてアルバム単位で曲順通りに曲を聴くことの良さを再確認してます。
WALKMAN(FLAC)を聴くのはアルバム単位で曲順通りのみです。
ピアノトリオ(ジャズ)の世界
「いい音」音源を探す過程でピアノトリオが自分に合ってる気がして音源を集めてます。こちらも基本的にはアルバム単位で曲順通りで聴いてます。おそらくかつてのジャズ喫茶がそうであったように。
気になったピアニストでトリオ編成の音源が見つかららない場合はカルテットやクインテットで聴き、いい感じのやつがあったりするとピアノトリオ以外のジャズに手を出すのもアリかもなどと考え始めてジャズ関連の本を読んだりしてます。
WALKMAN
MP3で十分ならWALKMANは不要ではないかという気もしますが、前述の「無心にCD音質レベルに身を委ねる趣味の世界」として残しておきたいのと、将来また高音質機器の物欲が発生したときに冷静になるためのリファレンスとして手元に置いておこうと思います。
自作スピーカーとデスクトップオーディオの世界
自作スピーカーは、わたしにとって正にホットなブツです。
先日作った仮組み状態の段ボールスピーカーに少し手を加えたら、荒削りだった音が引き締まった感じになり、Mac mini&ディスプレイの脇侍として鎮座、デスクトップオーディオの世界を堪能させてくれてます。
再生してるのはMac miniでMP3ですが、デスクトップオーディオの目の前の空気が振動する感覚というのは新たな発見で、最近ではこのスピーカーでいろんな音源を聴くのが一番の愉しみといってもいいくらい。
ここでもMP3で十分と思わせてくれてるのですが、FLAC+DACでこのスピーカーを鳴らしたらどんな感じになるのか興味津々だったりもするのでそのうち試すかも。
てな感じで、「いい音で聴くマイブーム」は少しずつ形を変えながら継続中です。