いい音で聴いてみたり

iPhoneで音楽を聴くことが多いんですが、その音楽ファイルは基本的にCDから128kbpsのMP3でリッピングしたものです。

それが最近はちょっといい音に目覚めてというか気まぐれでCD音質で圧縮できるFLACで聴いたりしてます。

きっかけはハードオフのジャンクでハイレゾ対応ヘッドホンを見つけたこと。

オーディオテクニカのATH-SR50で、ちゃんと音は聴こえるけどイヤーパッドとヘッドバンド部分が劣化して剥がれつつありベタベタする状態で価格は2,750円。

最初はリケーブルできることが気になったんですが、それなら手持ちのATH-M50をリケーブル化すればいいだけのことだし、ハイレゾは音源が高いので無縁だと思って買いませんでした。

帰宅してから詳細を調べると本来ケーブルが2本付属して1本は普通の3.5mmステレオ、もう1本は4.4mmバランスケーブル。

バランスケーブルをよく知らなかったので調べると左右の電気信号を別々に伝送すること(オーディオアンプにスピーカーを繋ぐようなイメージ)で左右の音の分離がはっきりして気持ちいいらしい。

ハイレゾは無縁だけど左右の分離ってのは面白そうだと思って、このあたりからiPhoneでバランスケーブルを使う方法とか、この際ウォークマンもいいかとかいろいろ考え始めました。

結論としては、改めてハードオフで確認したらバランスケーブルは付いてなかったのでそのヘッドホンは買わず終了となりつつも、いい音で聴くという興味だけは残りました。

なんというか、せっかくATH-M50というそこそこいいヘッドホンを持ってるんだから、もうちょっといい音で聴いてみてもいいんじゃない?的な。

調べてみたらFLACならCD音質を損なわずに圧縮できる上に可逆圧縮なのでWAVにすることもできる。

iPhone使いなのでALACという選択肢もあったけど、そのためには同一曲の場合MP3との棲み分けがめんどくさそうということでFLAC。

ちょうど手持ちでFLAC再生可能なスマホ(XPERIA SX:SO-05D)もあることだし、とりあえずこれで試してみてもう少し盛り上がったらウォークマンなどを考えてもいいかななんて。

てなわけで、とりあえず手元にあるCDをいくつかFLACにして聴いたりしてます。

まあ、どれくらい音が良くなってるかわかるのかは正直よくわからないところも大きい。でも何となくいい音と感じる。

ネットで見たWAVとMP3の周波数分析の記事では128kbpsのMP3では16kHz以上の音がカットされているのがはっきり確認でき、周波数の位相による差分を見るとわりと全体的にカットされてるらしい。

そもそも再生機器が違うのでその違いもあるかもしれない。

で、iPhoneでFLACを再生できる無料アプリ「ELECOM Hi-Res Music Player」をインストールして同じ曲を標準のミュージックアプリでのMP3再生と聴き比べてみると、確かに高音部分のクリアさが違うことがわかる。

そうやって改めて聴いてみるとスネアドラムの残響とか全体的にもクリアというか艶やかな気がする。まあ聴き比べないとわからないレベルには違いはないのだけれども。

一方、先日からiPhoneの音楽ファイル削減を目的とした見直しを行なっており、容量削減という観点で逆行する感じだけど、なんか微妙に贅沢をしてるようで気持ちが豊かになる感覚があるのでしばらく続けてみようと思ってます。

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