古いDENONのスピーカーを3つ購入しました。
いずれもハードオフのジャンクで、上の2個イチのやつがUSC-C300(330円)、下がUSC-A300(各110円)。
2002年頃に発売されたホームシアターシステムDHT-300のセンタースピーカーとフロント/リア用(以下フロント)のスピーカー。
センターは幅185mmで57mmフルレンジ、フロントは幅95mmで80mmフルレンジといずれもコンパクト。
もともとはあちこちで改造ネタとして利用されているダイソーの300円USBスピーカーでバックロードホーンスピーカーを製作すべく探してたんですが、うちの近所では見つからなくてハードオフのジャンクコーナーで小型ラジカセやスピーカーを物色してる中で発見。
ダイソースピーカーの代わりならセンターだけでOKだけど、フロントがしっかりしたエンクロージャーに完パケ状態で外装に傷みはあるもののユニットに問題はなさそうでひょっとしたらわりといい音するんじゃ…と思って購入。なんせ100円なんで。
でも安くても鳴らないものを買ってもしょうがないのでいつものように動作確認コーナーで発音を確認して購入。
さっそく自宅で以前PCのアクティブスピーカーのアンプとして使ってたやつにフロントを繋いでMacのヘッドホン端子から音を出したらこれがけっこういい音。
ユニットが80mmでエンクロージャーも小さいので軽い音かと思いきや、わりと細かい音までちゃんと聴こえてバスレフ無しなのに低音も自然に存在感がありバランスがよく落ち着いた印象。少なくとも安っぽい感じはしない。インピーダンスが4Ωということもあってか勢いというか明るいパワーを感じる。もうこれでいいじゃんてなくらい。
なんなら部屋全体向け用に使ってるひと周り大きいPioneer S-X7(幅136mm、87mmフルレンジ)をこれで置き換えてもいいんじゃないかという。
そんなわけで、デスクトップオーディオのメインスピーカーとして鎮座することと相成りました。これにより昨年暮れに入手しアンプ兼スピーカーとして利用してきたソニーのVGF-WA1はお蔵入りしていただくことにしました。
VGFはVPTワイドステレオという仮想的に左右のスピーカー間隔を広げる設定でそこそこいい感じになるけど、音源と相性が合わないときは極端にこじんまりとしたつまらない音になったりボーカルが埋没したりするのがちょっと気になってきたところ。
やはり物理的にスピーカー間に空間を作るのと仮想fu的にワイドなのとは明らかに違うという当然の帰結ですな。
で、兼ねてから考えてたバックロードホーンをダイソースピーカーで作ろうと考えたんですが、なんかこのフロントがあればわざわざ作る必要がないような気がしてきました。
まあ、バックロードホーンにはずっと興味があってそのうちやるかもしれない、そのときはこの57mmユニットという小ささがいいと考えてるので今回のセンターは温存。VGFもそのデジタルアンプ部とスピーカーユニットは将来使う価値がありそうなので、とりあえず廃棄ではなくキープしつつ、しばらくこのフロントスピーカーを楽しもうと思います。