映画『ボヘミアン・ラプソディ』が大ヒットのようですね。
一般的な映画の場合、封切り当初が動員数のピークであとは右肩下がりのようですが、この映画は右肩上がりで増えてるそうです。
2~3回観たなんてのは当たり前レベルで、リピーターがリピーターを呼んでいるような状態でしょうか。
そんなわけでテレビなどで取り上げられることも多く、わたしがNHKで観た範囲でも、
・クローズアップ現代+(2017/12/放送)
・くらし☆解説(2017/12/8放送)
と立て続けです。
わたしは50代前半で小学校高学年くらいから友人に影響されて洋楽を聴き始めたくちで、まさにクイーン全盛期とまるかぶり世代です。
たしか2枚目に買ったレコード(EP)が「伝説のチャンピオン」(B面はあの「ウィ・ウィル・ロック・ユー」、ちなみに1枚目はABBAの「テイク・ア・チャンス」)で、いまでも持ってます。
当時のわたしの洋楽情報源はラジオで、メインはせんだみつおさんがパーソナリティだったころの「オールジャパンポップ20」。
で、当時のヒットチャートがないかネットで調べてみたら、さすがはインターネット、個人サイトにありました。
All Japan Pop 20 | Chifumiのウェブサイト
で、おそらくわたしがレコードを買ったであろう時期の1978年1~3月のランキングで、ABBAの「テイク・ア・チャンス」が最高位の2位を記録した3月第3週(第568回 1978/3/19)のチャートを転載させていただくと以下のとおり。
1 | 1575 | 夢の旅人 | ポール・マッカートニー&ウイングス |
2 | 1247 | テイク・ア・チャンス | ABBA |
3 | 1151 | ふたりのパラダイス | ロゼッタ・ストーン |
4 | 1059 | 悲しき願い | サンタ・エスメラルダ |
5 | 971 | ハートで歌おう | ベイ・シティ・ローラーズ |
6 | 823 | ターン・トゥ・ストーン | エレクトリック・ライト・オーケストラ |
7 | 813 | ウォーク・イン・ザ・ルーム | パット・マッグリンとスコッティーズ |
8 | 785 | 伝説のチャンピオン | クイーン |
9 | 781 | ドロー・ザ・ライン | エアロスミス |
10 | 776 | 胸につのる想い | ロッド・スチュワート |
11 | 711 | スリップ・スライディン・アウェイ | ポール・サイモン |
12 | 670 | ハード・タイムス | ボズ・スキャッグス |
13 | 652 | 愛はきらめきの中に | ビー・ジーズ |
14 | 622 | 2・4・6・8モーターウェイ | トム・ロビンソン・バンド |
15 | 500 | エボニー・アイズ | ボブ・ウエルチ |
16 | 490 | 恋するデビー | デビー・ブーン |
17 | 478 | イッツ・ソー・イージー | リンダ・ロンシュタット |
18 | 350 | ベイビー・カム・バック | プレイヤー |
19 | 289 | デイドリーム | パット・マッグリンとスコッティーズ |
20 | 282 | 星空に愛を | カーペンターズ |
もうあれですよ。クイーンはもちろん、ABBAとかウィングス、カーペンターズなんかは誰もが認めるような、以降の時代も君臨した大御所ですが、ロゼッタ・ストーンとかベイ・シティ・ローラーズ、パット・マッグリンなんかはこの時代だけに活躍した人たちですよね。なつかしー。
ベイ・シティ・ローラーズなんかはその後「サタデイ・ナイト」なんかがいろいろカバーされて知られてますが、そのほかはこの時代だけの存在と言ってもいい気さえします。
ほかにもボブ・ウェルチとかデビー・ブーン、プレイヤーなんてこんなランキングでも見ないと改めて思い出すことなんかなかったでしょう。
なかでもトム・ロビンンソン・バンドはこの曲はよく覚えてないですが、収録されている「パワー・イン・ザ・ダークネス」というアルバムの同名タイトル曲がかっこよくてかなり好きだった記憶があります。
とくにオルガンの間奏からカウベルだけの語りのあとブレイク、そしてギターソロからエンディングの流れはいま聴いてもしびれます。何気にカウベルがクセになって記事を書きながらYouTubeで何度もリピートしてしまいます。
なんてことを書いてるとキリがないので懐古趣味はこのくらいで…
映画のほうはライブシーンなんかは客席がライブ会場状態になったりして盛り上がるみたいで観たい気もしますが、ひとりでゆっくり観たいのと、ケチな性分なのでレンタルが出てからうちでうちで観ることになるのではないかと。