手軽においしく米を炊く、それは炊飯土鍋

うちには炊飯器がありません。もう10年くらい前にIH炊飯器が壊れた際に買い替えるのではなく、ガスコンロに乗せるタイプの羽釜を経て、現在は炊飯用の土鍋に落ち着きました。

おそらく当時は、炊飯器で炊くご飯に満足していなくて、火力で炊いたほうがおいしいのではないかと考えたのだと思います。で、羽釜タイプでいろいろ試しているうちに土鍋でもおいしいご飯が炊けるという情報を得て炊飯土鍋を試すようになったように記憶しています。

それなりの米を手軽においしく食べるには炊飯土鍋は良い

では、炊飯土鍋で炊いたご飯はおいしいのかというと、あまり高くない米でもそれなりにおいしく炊けるという印象です。科学的なことはわかりませんが遠赤外線効果などによる米の持つ潜在的なおいしさを引き出しているようなイメージでしょうか。そしてそれは高機能炊飯器にも匹敵するのではないかと思ったりしてます。たとえば最近の高機能炊飯器は土鍋そのものを内釜に使ったりしているということを考えると、炊飯器の開発者も土鍋のよさを取り入れようとしているということではないかと。

ブランド米の場合

高機能炊飯器でブランド米(魚沼産コシヒカリ、ゆめぴりか、つや姫など)を炊くと、各ブランドの特徴(粘り気や甘さなど)は十分引き出されるのではないかと思うのですが、それはたぶんでも炊飯土鍋も同じで、あまり差を感じにくいのではないかと思うわけです。まあ炊飯器もピンからキリまでありますけれども、ブランド米の良さをできるだけ引き出しておいしく食べるためには高機能炊飯器で炊くのが適している(ブランド米をそれほど高機能ではない炊飯器で炊くのはなんとなく宝の持ちぐされな感じがする)とすれば、高機能炊飯器と炊飯土鍋が同じようにおいしく炊けると考えると、高機能炊飯器よりも本体価格が圧倒的に安い炊飯土鍋がコストパフォーマンスがいいんじゃないかと。

ブランド米でない場合

また、ブランド米ではない場合でも、高機能炊飯器で炊いた場合と同様に炊飯土鍋でも潜在的なおいしさ引き出せるとしたら、購入する米の価格まで含めた上での全体的なコストパフォーマンスがいいってことになりますよね。

つまり、どんな米でもそれなりにおいしく(しかもあまりお金をかけずに)炊くなら土鍋がいいんじゃないかと思うわけです。

コツをつかめば土鍋ご飯は簡単

炊飯土鍋には炊飯方法の説明書がついてきますが、各家庭のガスコンロの火力や個人の火加減感覚の違い、炊きあがりの好み(固さ、粘り気、お焦げなど)の違いもあるので説明書どおりに炊いても好みの炊きあがりにならないかもしれません。また、米の銘柄や新米、古米などでも微妙に炊きあがりが変わるので、火加減や水加減などを調整して好みの炊き方を模索してコツをつかみます。

コツを模索するのも土鍋炊飯の愉しみ

そうやっていったんコツさえつかんでしまえば、安定して好みのご飯が炊けるようになります。こういう自分好みの炊き加減を模索する作業そのものが土鍋炊飯の楽しみであったりもします。もちろん炊飯器でもいろいろ試行できるとは思いますが、炊飯器にはそれぞれにメーカーの想いのこもったセンサーやコンピュータが入っているので、それらが自分のさじ加減に対してどのように反応するのかはそれらのシステム的な設定次第です。一方、土鍋の場合は、土鍋の性質、水加減、火加減など、ほとんど自分の実感できることで考えることができますし、うまくいったときの再現性も高いと思います。

まあそんな難しいことを考えなくても、浸水後の炊飯時間は蒸らしまで入れても30分もかからないのが土鍋ご飯のいいところだったりするので、気軽においしいご飯を食べるには土鍋炊飯はとてもよいと思います。

スローライフな人にはいいと思います

難点を挙げるとすれば、炊飯器のようなタイマーによる炊飯や長時間の保温機能がないので、食事の時間に合わせて炊きはじめるか冷凍保存することを前提にして炊く必要があるなど、炊飯性能以外の便利機能の差がありますが、もともと土鍋炊飯がスローライフ的な調理器なので、そこは個々のライフスタイルにより合う合わないはありますけどね。

次回は、わたしがいま使っている炊飯土鍋について書きます。

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