昨日の記事のつづきです。
昨日は自分のルーツ巡りについて書きましたが、今日は食べたものの話です。
金沢で食べ物といったら、寿司や刺身などのシーフードをはじめとする和食が真っ先に思い浮かぶと思いますが、今回の目的のひとつである「むかし金沢で好んで食べていたものをまた食べたい」のは、いまでいうところにB級グルメ的なものです。
店の選択基準は基本的に東京では食べられないものを優先しました。
以下、食べた順です。
6月15日(金)
八幡のすしべん 入江店:月見うどん
金沢に着いてまっさきに向かったのが、八幡のすしべん入江店です。
夜行の高速バスで行ったので金沢へは早朝に着きました。というわけで、わたしが行きたいと候補店で営業中だったのは24時間営業のこのチェーン店だけだったので一択です。
わたしがむかし行っていたのは野々市店だったのですが、場所的に少し離れていたので比較的市街地に近いこの店にしました。
わたしが金沢で働いていたころはクルマ通勤でよく出社途中に朝食として利用してました。
この店は総菜が豊富で、弁当や丼ものなども店内で食べることができるのですが、当時食べていたのは月見うどん(320円)なので、今回もこれです。
金沢のうどん・そばのだし汁は関西寄りで東京のように黒い汁ではなく、味も昆布が効いててやさしい味です。
具のナルトに描かれているのはUFOで、店舗を運営している株式会社八幡がUFOのまちである羽咋市にあり、その関係かメニューにUFOラーメンがあり、それに入ってるUFOナルトがうどんにも入っています。
おもにドライバー向けのロードサイド店なので、お客はほぼ地元民か業務ドライバーで観光客色はゼロ、とうぜん東京では絶対食べられません。
インデアンカレー 本店:野菜玉子カレー
元祖金沢カレーの一角であるインデアンカレーです。
20年くらい前はけっこう金沢のあちこちにあったと思いますが、一時期直営店が全滅したようで、2011年にこの本店が復活したみたいです。
後述するカレーのチャンピオンなどに比べるとそれほど通った店ではありませんが、金沢カレー好きとしてはいちどは押さえておかないと、ということで復活した本店へ行って食べてきました。
注文したのは野菜玉子カレーのMサイズ:670円です。わたしはカレーに集中したいのでふだんはカツなどの具の入ってないカレーを注文しますが、むかし食べた記憶があり、これにしました。
味はチャンピオンなどに比べると甘めでしょうか。野菜といってもマッシュルームくらいしか野菜感を感じることはないですが、むかし食べたやつもこんな感じだったと思います。見た目のマヨネーズの格子がけも、むかしのイメージそのままです。
ちなみに、大阪を中心に東京にもあるインデアンカレーとはまったく別もので、東京でこの味を食べることはできません。
カレーのチャンピオン 野々市本店:チャンピオンカレー
わたしが最も通ったカレー屋といってもいいと思います。といってもわたしが最も通っていたころは「ターバンカレー」あるいは「タナカのターバン」と呼ばれていましたが。いろいろあったようで改名したようです。
東京にも2店舗あるので食べようと思えば食べられますが、ここはわたしにとっては聖地巡礼的なものなので候補から外せません。
食べるのは必ずチャンピオンカレー(540円)です。写真のように丸い皿にごはんとカレーだけ。金沢カレーのシンボルであるキャベツの千切りすら乗っていない潔さでカレーとライスに完全に集中できます。
わたしの食べ方は、少し食べては少し水を口に含んでいちどリセットして、また新鮮な気持ちで次のひと口を味わうといった感じです。至福のひとときです。
価格的には、サービスタイム(平日:11:00 – 24:00、日曜・祝日:21:00 – 24:00)だったので、Lカツという一番人気のメニューが580円でお得ですが、あくまでもカレーを味わいたいので、素のカレーを選択してます。
長くなったので、2日めは次の記事で。