前回までオイルランプの愉しみや明るさについて書いてきました。
今回はオイルランプの消耗品にかかるコストについてです。
オイルランプのランニングコスト
オイルランプの消耗品は燃料と芯です。
燃料のコスト
わたしのように余った灯油を使っている分には、オイルランプ専用の燃料コストかかってないも同然です。また、余った灯油がなくなり新たに灯油を買ったとしてもたいてい1Lあたり100円しません。一方、オイルランプ用の燃料のもあり灯油に比べて、臭いやススが少なかったり、燃料に色がついていてオシャレだったり、虫除け効果があったりするものがありますが、かなり高価(1Lあたり1,000円を優に超える)です。わたしは臭いが気にならなくて単純に「灯り」として使っていますので灯油で十分だと思っています。
あと使用している芯と炎の大きさなどにより、燃費がかわってきますが、わたしの使い方だと以前の記事のハリケーンランタン(平芯4分)で約60時間/1L、最近いちばん使用している平芯8分のテーブルオイルランプ(本記事冒頭の写真)で約45時間/1Lくらいでしょうか。
芯のコスト
たまに思い出したときにオイルランプを使うくらいの頻度であれば芯はぜんぜん減らないです。私の感覚では、1回2時間程度を週に2~3回を年に4か月くらい使っても芯を交換するのは数年に1度ではないかと。つまり日常的にオイルランプで生活するのでなければ(そんな人はいないと思いますが)、念のため予備を持っておくくらいで問題ないと思います。芯の価格はタイプにもよりますが、高くても数百円、上記のハリケーンランタンだと平芯4分20cmで100円くらい、平芯8分20cmで200円くらいです。
結論:灯油で使えばランニングコストはそれほどかからない
そんなわけで、灯油を燃料としてたまに使う分には、ぜんぜんコストはかからないといってもいいと思います。
そのほかにかかりそうなコスト:ホヤ
消耗品ではないですが、使用しているうちに必要になる可能性のあるものがあります。それはホヤ(オイルランプのバナー部分を覆うガラスの筒。風防といったりもする)です。
ホヤはけっこう薄いガラスでできていることが多いので注意しているつもりでも、洗っているときなどにうっかり割ってしまったりします。わたしはハリケーンランタンで2個、テーブルオイルランプで1個割って交換しました。
まあ、これは扱いに気を付けていれば不要なコストですし、買っても上記のハリケーンランタンで600円くらいなので、それほど大きな出費でもないです。
意外なコスト、それは…
以上のようにオイルランプを使っていても、あまりコストはかかりません。
わたしの場合、余った灯油の有効活用から始まったオイルランプですが、いまではリラックスもできて防災グッズやアウトドアグッズにもなり、わたしのお気に入りアイテムのひとつです。
そんなわけで、最初のうちは上記のハリケーンランタンだけだったのですが、やはり昔の映画などで室内の照明として使用されているようなテーブルオイルランプなんかも欲しくなったり、幅やタイプの違う芯を試してみたくなったりして、いまでは大小5個のランタンを所有しています。
使っているうちに、ついほかのオイルランプが気になって買ってしまう…それが意外にかかるコストかもしれません。