先日、Mac mini(Mid 2011)を中古で購入して以来、Windows10からの移行や慣れないMacOSと格闘する日々を送っています。
今回このMac miniを買った理由のひとつが、
というものだったんですが、iTunesの移行にちょっと苦戦しました。
Win10 PCは内蔵SSDが64GBだったので、約48GBある音楽ファイルを入れることができず、USB HDDでiTunesを運用していました。
そのせいかiTunesの起動が異様に遅く、なんとかならないかと思ってて、内臓SSDで運用したら多少はマシになるんじゃないかと思ってました。
そういうこともあり、今回のMac mini選択理由のひとつに内蔵SSD:500GBだった点があるわけです。
とはいえ、慣れないMacOS。まずは普段使いの環境整備のステップを整え、ようやくiTunesの移行を開始しました。
前述のとおり、USB HDDでiTunesライブラリを運用していたので、そのままMacOSに接続してライブラリを読み込めば何の苦労もなく移行できると考えてました。
ただ、移行直前にWindows側のiTunesを長期間アップデートしてない(たしか12.5くらいだった)ことを思い出し、最新にしてから移行した方が問題が発生しにくいんじゃないかと思いアップデートしました。
これが間違いの元。
WindowsのiTunesを12.11にアップデート後、MacOSにUSB HDDを接続してiTunesで読み込ませようとすると「ライブラリが新しいので読めない」的なメッセージを発して起動できない状態。
WindowsのiTunesの最新バージョンは12.11、Mac miniのは12.8で、どうも過去バージョンのライブラリと互換性がないらしい。このMac mini(Mid 2011)ではこれ以上iTunesのバージョンは上げられないし、後発のMacOSでiTunesが廃止されたりしてるし、このあたりの事情はちょっと複雑に見えます。
その後、
・過去のライブラリは捨てて新規ライブラリに音楽ファイルを移行するか
・より新しいMacOSが動く中古Macへ買い替えるか
・BootCampでWindows10(別途要購入)を運用するか
・iTunesは手持ちのWindows10で運用するか
などなどいろいろ考えました。
簡単でお金がかからないのは、2番目の「新規ライブラリに音楽ファイル移行」か最後の「iTunesだけWindows運用」です。
ただ、過去のライブラリを捨てるのは、
・iPhoneへ転送しない曲のチェックボックス状態を再設定する手間
・アルバムアートワーク(ジャケ写)が引き継がれるのかどうか
などの懸念が。
まあ気にしない人にはどうでもいい問題ですが、すぐには踏み切れませんでした。
ならばとりあえず「iTunesをWindows運用」して、MacOSを使い続ける気になったらより新しいMacOSが動くMacに買い換えてiTunes移行とか考えつつ、いまさらiTunesのためだけにWindowsを使うのもめんどくさいし、せっかく内蔵SSDという機会を得たことだし、スマートな環境へ移行して過去のライブラリのことは忘れようと決心しました。
で、その新規ライブラリ化作業をする際に、USB HDDのiTunesフォルダに「Previous iTunes Libraries」なるフォルダを見つけました。フォルダの中にはiTunesライブラリのitlファイル名に日付が付いたファイルがいくつか。
そのなかに先日12.11に上げた日付を持つファイルも。
ネットで調べたところ、このフォルダはiTuneをメジャーアップデートしたときに過去のitlファイルをバックアップしているらしい。
って、これを使えば12.8のiTunesで読み込めるんじゃ?
てなわけで、該当itlファイルをMacOS側のiTunesで指定したところ、あっさり読み込んで起動できました。
その後、ファイル名の長さなどの制限のせいか「ファイルなし」と判断されて「!」が付いちゃう曲があって手動で登録したりしつつ、とりあえずMacOSでiTunes運用ができるようになりました。
ちなみに、懸案のiTunes起動速度およびiPhone転送速度問題ですが、起動については即起動できますが、実はWindows側でも移行に際してライブラリの統合・整理をしたあとはわりとすぐ起動できたんでUSB HDDの問題ではなさげ。
一方の転送速度については、試しにiPhoneの曲を全削除して転送してみたところ、「10,094曲(40.61GB)で約40分」でした。
以前、「11,751曲(47.3GB)で約2時間」かかってたことを考えると2.5倍くらい速くなりました。
なにはともあれ、めでたしめでたし、ということで。