先日から読んでいるビッグ・ファット・キャットシリーズ第4巻を読み終わりました。
前回の記事でも書いたように、全7巻あるうちの残り4巻をすべて図書館で借りてきてます。
当初は英語の勉強につまづき、自信回復のために簡単な英語の物語でも読もうと考えて読み始めたわけですが、もう完全に先のストーリーが気になって読み進めている状態です。
このシリーズは、毎回著者がなんらかの英語的なテーマを盛り込まれているようなのですが、今回はセリフ、とくに「決まり文句」がテーマです。
そのため、これまでの作品よりもセリフがすごく多くなってます。
セリフは人物が語る活きた英語なので、文法的にかっちりしてなかったり、直訳すると意味がわからないような決まり文句などが多いので、そのぶん前作などより難易度は上がっている気がしないでもないです。
今回の解説は、本文に出てくる「決まり文句」に焦点を当てて、ネイティブはどんなシチュエーションでどんな気持ちで決まり文句を使うかといったことを、かなりのボリュームで解説しています。
著者が言うには、
日本の教室で「英会話」と呼ばれているものは、基本的にこの「決まり文句」をたくさん覚えることを指します。
というように、ネイティブと会話するときに出てくるような決まり文句のオンパレード的解説なので、英会話教室などに通っている人には役に立つ解説かもしれません。
ただ、決まり文句を丸暗記しても、どういうシチュエーションでどう使っていいいのかわからなければ意味がないので、こういった物語の中でセリフとして馴染んでおくと、自然と身についていくものなのだろうな、と想像するに英語で物語で読むことの重要性が感じられます。
個人的に今回のお気に入りは、解説の下のショートストーリーでした。
前作から解説の下に、4コマ漫画や物語内で出てくる店の広告やショートストーリーなどが(もちろん英語で)掲載されていますが、今回は物語の登場人物でどちらかというと悪役的な Jeremy Lightfoot Jr. のスピンオフ的なショートストーリーがよかったです。