以前の記事に引き続き、『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』(森沢洋介著)による英語学習の備忘録です。
「somtimes」は「サムタイムス」でいいのか?
下記のような例文がありました。
(車を運転するのは時には退屈だ。)
She sometimes play the piano for them.
(彼女は時々彼らのためにピアノを弾きます。)
いずれも「sometimes」が入っています。
付属のCDでこの「sometimes」がどう発音されているかというと、カタカナ表記してしまうと前者は「サムタイムズ」、後者は「サムタイムス」のように聞こえます。
「sometimes」の発音記号はWeblio辞書によると「sˈʌmtὰɪmz」で語尾は「z」になっていて、音声を聞いてみると「サムタイムス」に聞こえます。
あれ?発音記号の「z」って「ズ」じゃないの?と思ったわけです。
で、発音のサイトを探したところ、「フォニックス教授の英語発音教室」の「英語の発音と発音記号一覧」 というページを見つけて「z」の発音を聞いてみると、やはり「ズ」と聞こえます。
う~む、やはりそうですよね。ではなぜ「サムタイムス」になるのか?
発音記号「z」は「ズ」ではなく「ス」に近いらしい
さらにいろいろ調べたところ、下記のサイトにある程度納得できる回答を見つけました。
英語で悩むあなたのために – 子音 / s /, / z /
ということで、発音記号「z」は日本語の「ズ」のように舌先を上顎に付けない、というのがミソみたいです。
「have to」の「ハフトゥー」みたいなものという解釈
つまり、舌先を上顎に触れない「ス」に近い状態なので、前後の発音の関係などで、ややもすると「ス」になりがちなんではないかと。
例えは適当かどうかわかりませんが、「of course」が「オブコース」ではなく「オフコース」だったり「have to」が「ハブトゥー」ではなく「ハフトゥー」になったりするようなものなんではないかと。
で、ほかにもWeblio辞書で調べてみたら「games」「thumbs」など発音記号の末尾が「mz」で終わるときは「ス」と聞こえるので、末尾発音記号「z」の直前が「m」なら「ス」になりうるという解釈で落ち着きました。
ちなみにこれは進行同化というみたいで、先のサイトにも記載されていました。
直前の発音がそのあとの発音に影響するということですね。
とりあえず「サムタイムス」で
やってみるとわかりますが、舌先を上顎に付けずに「ズ」と発音するのはけっこう難しいです。
ま、わたし的にはそんな発音云々以前のレベルなので、気持ち的に「サムタイムス」のほうがしっくりくるので、とりあえずこれでいこうと思います。