以前の記事に引き続き、『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』(森沢洋介著)による英語学習の備忘録です。
「you」だけで「あなた」か「あなたたち」かわかる?
前出の本に下記のような例文がありました。
(あなたたちは彼をリーダーにしたのですか?)
What do you call this in English?
(あなた方はこれを英語で何と呼びますか?)
訳文を見たら「you」がサラッと「あなたたち」「あなた方」になっていますが、この英文を見て「you」が複数形だなんてわからないいんじゃないか、という疑問です。
「you guys」「you all」で解決
この疑問、結論から言うと「わからない」が正解のようです。
実際の会話で「あなたたち」という場合は、
you all
y’all
のように「guys」や「all」をつけるようです。
「you guys」はくだけた言い方、「you all」はていねいな言い方みたいですね。
「y’all」は「you all」が短くなった形で、南部アメリカなまりみたいです。
ちなみに「guys」は、単数形の「guy」だと男性を指すようですが、「guys」にすると女性を含めてもいいようです。
従って、上の例文は、
What do you all call this in English?
のようになるということですね。
【参考サイト】
「you」はもともと複数形だけだった?
余談ではありますが、そもそもなんで「you」は「あなた」と「あなたたち」の両方を指すのか、という疑問もありました。
で、調べてみたら、Wikipediaなどによると、もともと「あなた」の単数形として「thou」があり、「you」は複数形だったようです。
「Thou」というのは聖書なんかで「汝」的な使われ方をしていたようですが、どうも上から目線で普段使いしにくく、その点「you」のように複数形にするとやわらかい表現になるらしく、いつしか「you」が単数形でも使われるようになったみたいな。