ニュースなどでも取り上げられてるけど、近所のスーパーでコメの棚が空の状態が続いてます。
前に買ったのが先月の今頃で、その頃にはまだ普通に売られてたので、このひと月くらいで状況が変わったことになりますな。
なんでこんなことになったのか。
報道などでは、
・パン、麺類に比べた割安感でコメの需要が増えた
・防災意識の向上でコメを備蓄する人が増えた
・もともと8月はコメの在庫が少ない
とかなんとかもっともらしいけど、いまいちピンとこない。
日本が誇る食料自給率ほぼ100%のコメがそんなことくらいでスーパーの店頭から消えるなんて。
そういえばしばらく前に業務用のコメが不足して価格が上がっているというニュースを見た気がする。当時はあくまでも業務用のコメの話で一般家庭用は問題ないという話だったが、そういったことも影響しているのだろうか。
農水省は「主食用のコメの需給が逼迫している状況ではない。消費者は安心してほしい」と言ってるらしい(NHKのサイトより)。
当然、備蓄米はあるようだけど、それを市場に投入するとコメの価格が値崩れをおこして、これから新米が出回るところにただでさえ価格安で苦しんでる農家を苦しめるためにやらないらしい(という農水省への質疑記事をどこかで読んだ)。
そろそろ新米が店頭に並ぶ日もそう遠くないらしいが、価格が落ち着くのは10月に入ってからという話も(テレビで専門家が言ってたのを観た)。
「需給は逼迫してない」らしいけど、実際にコメが買えない人がいたり、高い価格で買わざるを得ないといったある意味逼迫した状況の人がいるわけで、どこ見て話してんだと思ってしまう自分がいる。
まあそういう意味での逼迫ではないことは理解してるつもりです、はい。
ただ、農水省やテレビに出てくる専門家などの話がイマイチ核心(どうしてこうなったのか)に触れてなくてボンヤリしてるのが気になるところ。実際のところ誰もわかってないんじゃないかみたいな。
普通にコメが流通している地域もあると聞くので、流通界隈で何かが起こってそうな気がしなくもない。
個人的には、マスコミが「令和の米騒動」などと煽った結果、そういった情報を真に受けやすい(特に首都圏などの都市部)の住民がパニック買い(あるいはそれを警戒しての自衛買い)を起こし、通常の流通バランスを失った都市部(とそれに引っ張られて在庫を放出した地域)の店舗で一時的に棚から消えてるだけで一週間もしたら何事もなく買えてると思いたい。
イトーヨーカドーやイオンなどの大型スーパーに行けば売ってるという話も聞くが、わざわざコメだけのために行くのもばからしいので、とりあえずどこかで普通に買えるまでは手持ちのコメは温存しつつパンや麺類で凌ごうと考える今日この頃。