今朝のTBS「あさチャン!」で10分くらいの特集で「街角に響く”人生の音色” ”ストリートピアノ”の魅力」と題してストリートピアノが取り上げられてました。
ロケは横浜の「横浜BMIストリートピアノ」
でした。
ちなみに、このピアノが設置されてる地下街の社長さんがインタビューで、横浜市役所の市庁舎が2020年に移動することで人通りが少なくなるのを見越して「わざわざ行きたくなる通りにしよう」と考えてピアノを設置したみたいなことを答えてました。
Twitterなどで、ここのピアノの賑わいをよく見かけるので、いまのところその試みは成功してるんではないかと。
この特集ではストリートピアノについてざっくり説明があったあと、高齢者にスポットを当てたような形で、
・自分で弾いたピアノの音を自分の葬式で流してほしいと1年前からピアノを習い始めた70歳のおばあさん
・2週間前に亡くなった旦那さんに想いをこめてショパンの「別れの曲」弾く84歳のおばあさん
などが取り上げられてました。
これを見てて思ったのは、「高齢者がピアノを弾くのは見てて気持ちがいい」ということでした。
番組で紹介されてたご老人は腕に覚えがあるような方が中心でハイレベルな演奏でそれはそれで当然すごいんですが、習い始めて1年くらいの方がたどたどしく弾いてる姿も応援したくなる何かを感じます。
一方、わたしのような50代という中途半端な中年の場合、この特集でも54歳のバス運転手さんが出てて、これまたハイレベルで素晴らしいんですが、わたしがやる場合を想像したときに、仮にそれなりに弾けたとしても、見ようによっては嫌味な感じになったり、ウケを狙うとしてもオッサンだと絵になりづらい。また、あんまりヘタだと痛々しそうなどと心配してしまいます。
なんてことを考えてると、そういえば中年のオッサンがストリートピアノを弾いてるのをあまり見かけないなー、なんて思ったり。
まあ、それはそれとして、わたしはあまり「ひとけ」がない時・場所で弾くつもりなので、それなりに弾けるように練習を重ねつつ、もし長生きしてしまったら、この特集の高齢者の方々のような軽やかにピアノが弾ける爺ぃになりたいと思うのでありました。