ソニーのミラーレス一眼α7S II を買ってしまいました。

中古で13万円で、ポイント利用30000P、ポイントバック8000Pで9万円程度の持ち出しになる見込み。
趣味の真似ごとごときに販売価格13万円のものを購入するなんて、しばらく前までの守銭奴丸出しの自分だったら考えられませんな(手持ちのカメラ機材処分で3〜6万円程度の持ち出し減額を見込んではいるけれども)。
なんせメインの趣味の電子ピアノが3.7万円、その他、エレキベースは6.6千円、エレキギターは1.1万円、Mac miniは2.4万円、ThinkPadなどPC関連は各数千円、オーディオ関係も数百〜数千円などを考えると破格の高額。金銭感覚バグったんじゃないかみたいな。
ちなみに過去に遡っても生活必需品としてのクルマや家電以外で10万円を超える個人的な買い物といえば20〜30代の頃のオートバイの記憶しかない。
なぜそんな買い物をしたのか。
とりあえずデジカメ物色当初の条件は、
・大きすぎない&重すぎない
・チルトorバリアングル液晶
・RAWで撮れる
・使える電子シャッター
・アプリ連携
こんな感じ。この条件だけだったら4〜5万円程度でクリアできる機種の目処はたってた(E-PL7とか)。
一方で、防湿ケースに長年眠ってたオールドレンズをAPS-Cのデジタル一眼レフで使ってみると、買った当時はフルサイズへの憧れがあったんだろうなーとひしひしと感じて、せめてそういう想いを成仏させて、それで不要だと思ったらカメラ本体もろとも売却してもいいんじゃないかという。
まだ60歳とはいえこの先どれくらい生きられるかわからないし、元気なうちに多少のお金を払ってでも悔いのないようにという準終活な気分もあるかもしれない。
というわけで上記の条件を満たしつつフルサイズでオールドレンズが使いやすく、手に入れやすいのはやはりα7シリーズ、なかでもコンパクトなα7Sシリーズ。
自分にとってα7Sのコンパクト以外の魅力を挙げると、
・フルサイズなのに階調表現を優先した1220画素でRAWでも扱いやすい
最初は少し安価な初代α7Sを物色したけど、いい状態の個体が少ないのに割高。わりと状態いいと10万円くらいしたり。
それなら数万円積んで比較的安価な個体でも比較的状態がいい印象のIIにした方が良さげ。
IIにすれば、
・連写可能な電子シャッター
・改善されたメカシャッター(初代のシャッター音は評判が悪いみたい)
などで撮影の幅が広がる要素もある。
加えて発売当初のソニーストアでの価格は、初代が20万円、IIが40万円(!)だったことを考えると割安感も強い。40万円が妥当だったのかはともかく。
残念なのはIIはボディが少し大きく138g重く初代の方がボディの厚みがスリムで好み。しかしこれは如何ともしがたいのでメリットとトレードオフ。どっちみちレンズアダプター+オールドレンズでそれなりに大きく重くなるし。
ちなみにα7Sシリーズは動画撮影に重きを置いてるようで多彩な機能(IIに至っては4Kとか)があるけど動画撮影は全く考えてないのでそういう意味では完全にオーバースペック。
それはさておき届いた個体は、背面側左下の角の数点の打痕とその周辺がなぜかテカってる以外は目立ったキズはなくとりあえず想定の範囲内でひと安心。ショット数.comを信じるならシャッター回数6365回という低使用頻度で良品といっていいかも。
さて、これからフルサイズ+オールドレンズの世界を体験してその先はどうなることやら。
とりあえずしばらく続いたデジカメ物色趣味はほぼ終わりそう(コンデジは別用途なのでたまに物色するかも)な気がする今日この頃。