3月からメイン回線として使ってる楽天モバイルですが、物議をかもす仕様変更(6/15以降適用)の連絡がありました。
変更はiOS版Rakuten Linkアプリで、自分に関係するところだけ抜粋すると、
・SMS送信は相手がRakuten Linkじゃなかったら有料になる
の2点。
何が問題なのかというと、ネットではいろいろ言われてますが、わたしにとっては、
という点。
わたしの生活圏である東京多摩地域では、楽天回線はサービスエリアのムラがけっこうあって、アンテナピクト4本でも少し移動すると3本とか2本になるという穴だらけのカバー状態です。
なお、3本でも建物に入ると圏外になる可能性大、屋外でも少し歩くと2本、ときには圏外になることも。また、2本や1本ではまともに使えないこともままあるというメイン回線として常用するには不安が残るサービス状況。
以前は楽天回線が届かないところはパートナー回線として強力なau回線が使えてたので問題はなかったんですが、東京では先月あたりからほとんどのエリアでパートナー回線は廃止されました。
この廃止は楽天モバイルサイトで市区町村単位でサービスエリアとして記載されてないところもおかまいなしで(対象外のエリアでもそこそこの駅周辺などではパートナー回線が使えるが)、楽天モバイル回線の穴はそういうエリアで多い気がする。
3月中旬くらいまで楽天モバイルサイトのサービスエリアマップの東京多摩地域でピンク色のパートナー回線エリアがけっこうあったのが、4月になったらいきなり真っ赤っかの楽天回線エリアになったんですが、あれは実際にカバーしたのではなく4月にパートナー回線を廃止するにあたっての大人の事情だったのかなと。
そうしないとパートナー回線エリアとして表示してたエリアが非サービスエリアになってしまい、3月まで使えてたところで使えなくなるという単純なデグレードであり、加えて、多摩地域とはいえ東京都内でそこそこ人口のある市街地に圏外があるのはカッコがつかないという。
そう考えると現在のあのマップの信頼性はかなり低いことになるし、実際、真っ赤っかバリバリのサービスエリアの屋外ですら圏外になることはよくあります。
しかもサービスエリア拡大情報は4月21日を最後に更新されてなくて、どうも拡大のペースは鈍化のご様子。ていうかマップで既に真っ赤っかのエリアは通信品質を改善しても見た目のアピールがないことを考えるとやる気があるのかどうか。
まあ、わたしの場合は、電話やSMSやメール、SNSもほとんどしないので、実害は少ないですが、カミさんから電話がかかってくるシチュエーションで繋がらないことがたまにありました。無料だからいいんですけどね。
なわけで、楽天回線が圏外のときは、コンビニやドラッグストア、スーパーなど無料WiFiが飛んでるところへ行けば発着信や圏外中にかかってきた着信の確認や留守電の確認ができるというのは、わりと大きなメリットだと思ってるわけです。
そんな状況下にあっての今回の仕様変更は改悪と言われるのもさもありなん。
敢えて改良と考えられそうなのは、iOS標準で着信することで、
・Bluetooth機器での着信通話(そもそもRakuten LInkはBluetooth非対応)
・その他着信に関する問題(片通話や本体での着信不良など)の改善
・着信音が変えられる
といった現状でいろいろ報告されてる問題の改善でしょうか(もちろん本当にそうなるかは未確認)。改良というか通常状態になるだけですが。
まあ、Rakuten Linkという仕組みを使ってる時点で一般的な携帯電話と違い、もともと上記のような細かい問題を抱えてたので、問題の影響範囲がずれただけという気もしなくもない。
ちなみに今回の仕様変更は楽天の事情ではなく、iOS側の制約のせいみたいですけど、先日のiOS正式対応とタイミングを同じくして、楽天モバイルでもiPhoneを販売し始めたので、一部のユーザーは詐欺だと感じる人がいるかも。
なお、この仕様変更情報は楽天モバイルサイトでは「お知らせ」に記載されてますが、「お知らせ」はグロナビやフッターなどのわかりやすいところにリンクがなく、右上の小さいメニューボタン経由でのリンク。
トップページには、iPhoneの対象機種拡大の通知はあっても、iPhoneの製品ページ、Rakuten Link紹介ページなどにはこの情報は掲載されてないという楽天トラップ。
ちなみにAndroid版では変更なしなので今回のような問題は起きないみたいですが、わたしが楽天モバイル契約時に格安で購入した端末は、iOS正式対応の知らせを受けて早々に売り飛ばしてしまいました。
電話もSMSも使用頻度が低いわたしですが、いざというときのために回避策を考えておいた方がいいかも。