『45歳、ピアノ・レッスン!』

『45歳、ピアノ・レッスン!』(小貫信昭著)を読みました。

楽器全般に初心者である45歳(実際には46歳)の著者(音楽評論家)が、ピアノ教室の先生に習いながらビル・エヴァンスの「ワルツ・フォー・デヴィ」(初心者向けアレンジ)が弾けるようになるまでの奮戦記的な本です。

「ワルツ・フォー・デヴィ」のCDを探している過程で見つけました。たまにこういうピアノものの本が読みたくなるんですよね。

今回の本は、中年のピアノ初心者男性ということで興味を惹かれました。

内容的には超初級的なので学ぶようなところはないんですが、「そうそう、そうなんだよねー」みたいな共感、自分も同じピアノ教室私に通ってたりしたら、たまに顔を合わせて世間話でもしてるような共感がありました。

たとえば、

・同じところで間違えて止まってしまう場合でも続ける意識が重要
・目の前の音だけじゃなく次の音を弾くための準備(手首とか腕とか)が重要
・小指(とくに左手)の打鍵が弱くなるとイマイチなハーモニーになりがち
・初心者向けのダサい楽譜は弾きたくない(オリジナルに近いアレンジならOK)
・無理して速いテンポで練習するのではなくゆっくり音を確かめる
・なんだかんだで片手の練習は重要である

などなど。

まあ、どれも当たり前のことだけど、ひとりで練習してるとこういう共感を得ることがまずないので、ちょっと楽しい。

あと、私が独学でずっとやってききて経験でわかったこととかも、先生がいるとサクッと教えてくれるんだな、と。やはり上達の早道としてピアノ教室は大きそうですな、

練習とは直接関係ないですが音楽評論家なので、「憧れのピアノが聴こえる、CD館」と題したミニコーナーに著者おすすめのピアノ関連のCDが紹介されてて、ここでボブ・ジェームス、ルー・レヴィ、スタンリー・カウエルというピアニストを知りました。そのうち聴いてみようかと。

あと同コーナーで、リトル・フィートも紹介されてて今一度聴き直してみたり、名前は知ってたけどあまり聴いたことのなかったトム・ウェイツとかも機会があれば。

ちなみに、この本で著者が挑戦した曲、ドボルザーク「家路」、バッハ「主よ、人の望みよ喜びよ」、サイモン&ガーファンクル「明日に架ける橋」、「ワルツ・フォー・デヴィ」などの楽譜(いずれも初心者向けアレンジ)も載ってます。

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