先日から『みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング』(森沢洋介著)をやっています。
リピーティングとシャドウイング
いまはプログラム2のテキストを見ないリピーティングもそこそこできるようになって、シャドウイングと交互にやることで、より完成に近づこうとしています。
リピーティングとシャドウイングでは、リピーティングの方が慣れるまでにけっこう時間がかかりました。
著者も本書で記していますが、
聴いて理解した音声を一旦保持する必要があるため、リピーティングは、リテンション(保持)トレーニングとも呼ばれます。
なんといっても、この一旦保持するのが老いつつあるわたしの脳にはけっこうつらいです。
一方、シャドウイングは最初はCD音声にけっこう着いていくのに必死でしたが、
テキストを見ないリピーティングより簡単で、クールダウン的な要素もあります。
と著者も記しているとおり、しばらくやっていると実際に耳で聴きながら発音する作業なので、リピーティングのように保持する必要がないので楽だということが実感できます。
この2つを何度も繰り返しやっていると、頭をフル回転する必要があるので、脳の普段使ってないところがザクザク刺激されるのを感じます。
リーディングにもいい影響が出てる気がする
また、リーディングにもいい影響が出ているような気がしています。
インターネットやほかのテキストの英文を読むときに、以前は英文を頭から返り読みしないで読むのが難しく感じていましたが、リピーティングの保持する訓練が効いているのか、少しずつできるようになってきている感じがしています。
こういうちょっとした前進が、続けていればそのうちもっと上達するのではないかという希望となり、英語学習のモチベーションになっています。
聴き取る難しさに心が折れそうに
一方、心が折れそうになることもあります。
それは、CD音声を聴いていて、どう聴いてもそうは聴こえない部分があることです。
本文から引用すると、
Ken, who was Pisces, looked up from his coffee cup.
(魚座の彼は、コーヒーカップから目を上げた)
Besides there is a nice surprise waiting for you.
(それに、いいことが待ってるぜ)
Jiro said when he saw Ken.
(彼を見ると次郎は言った)
※訳文は原文のままです。
この太字の部分が思ったような音に聴こえないのです。
たとえば looked up は、わたしとしては「ルックダップ」的なイメージなのですが、CD音声ではどう聴いても「ルックジャップ」にしか聴こえません。
「ルックジャップ」だとわたしの脳内変換では look jap(jup) になってしまいます。
ほかの there や when は、CD音声ではそれぞれ「ベア」、「ワン」「エン」に聴こえたりします。
こちらはまあ英文を見てそれがいわゆる「ゼア」「ホエン」だと思って聴けばそれなりに聴こえるのですが、気を抜いていると「ベア」「ウォン」つまり脳内変換的には bear , one(and) などとなり意味不明な文章になってしまいます。
こういうのを聴いていると、ほんとうにこの先これが聴き取れるようになるのかと考えて、心が折れそうになったりします。
前進あるのみ
ただ、ここは少しずつでも上達していることを信じて、そのうちスキルが上がっていけば、前後の文脈などからそうとしか聴こえないようになる、あるいは、そういうふうに推測できるようになると信じて前進あるのみですね。