先日入手したNexus7(2013)にカスタムROMを入れました。
入れたのは /e/ というやつ。Androidのバージョンは最新の11。
カスタムROMの大メジャーであるLineageOSをベースにしつつ、もろもろの情報をGoogleに送るようなコードを排除してプライバシーを重視したROMらしいです。
まあカスタムROMなんでベンダーがカーネルをカスタマイズしてビルドして配布してるわけで、プライバシー重視とはいえどこまで信じるかはあなた次第みたいな世界ですけど。
これを選択した理由は、
・ユーロ圏内ではプリインストールした端末も売ってるらしい
といったところでしょうか。
Fire HD 8にGoogle Play開発者サービスを入れたら劇遅になった経験からこのサービスは相当重いと感じており、なにせ9年前の端末なんでシステムは軽量なほどいいなと。
他にcrDroidというパフォーマンスを重視したROMが良さげだったんですが、この端末に対応するオフィシャルROMはないみたいで、他ではLIneageOS以外だとあまりない中で、/e/は元がGoogle謹製なのに微妙にアンチみたいなちょっとトンガってる感じが面白そうだったので。
別にLineageOSでもいいっちゃあいいんですけど、Google Play開発者サービスを使わなくてもGoogleになにか送ってるらしいというのをどこかで見て、プライバシー以前にそんな通信が少ない方がより軽量ではないかと考えて。実際どうなのかはともかく。
ちなみに/e/では、通常のAndroidでGoogle標準となってるGMSアプリは別途提供されていて、GoogleのPlayストアに相当するアプリもMicroGという仕組みを使ってGoogleアカウントなしでPlayストアで公開されてるアプリを使うことができる(たぶん課金系のアプリはダメだろうし、なんか人力で持ってきてるっぽいので全アプリはないかも)らしい。
MicroGのセキュリティはどうなのかという話はあるけど、選択理由に挙げたように/e/のオフィシャルサイトではプリインストールしたMurenaと称する端末も(たぶんユーロ圏内向け)売ってるくらいなので、あんまりアコギなことはやってないのではないかという気もしてます。
いずれにせよ、カスタムROMを使うと決めた時点でこの端末でセキュリティ的に困ることはやらないつもりですけど。
カスタムROMの導入は簡単で、/e/のこの端末(flox)のページに書かれてるとおりにやればOK。
などと言いつつ、最初は昔Galaxy Nexus(SC-04D)にカスタムROMを入れたときのようにTWRPでやろうとしたら「floxじゃないからダメ」みたいな感じで引っかかったので、余計なことはやらずに素直に/e/のサイトのとおりにやるのが吉。
ちなみにfloxというのはこの端末のモデル名がfloで、本来のパーティションサイズだとカスタムROMが入らないので拡張したやつをLineageOS界隈でfloxと称してビルドしてるみたいで、リカバリイメージがflox対応でないとROMを焼けないようになってる気がする。
なので少なくとも専用のリカバリイメージ(/e/ Recovery)でROM焼きする必要があるみたい。