リタイア生活に社会との関わりは必要なのか

わたしはリタイアしてからのこの2年半、ほとんど社会との関わりがない状態です。

まったく働いてないので、社会との接点は、日々の買い物で立ち寄る店の店員、郵便局や図書館の職員、近所の人々との挨拶といった頻度も深度も低い繋がりです。

もう少し広い意味での社会ということであれば、少ないながらも各種税金や国民年金、家賃や光熱費をはじめとする日常の消費活動などによる社会参加や、この零細ブログを書いていることも社会との接点なのかもしれませんが、いずれもあまり積極的とは言いにくい接点ですね。

在職時は一応、会社の一員として仕事に支障がないように上司や同僚、顧客や取引先などとそれなりにコミュニケーションをとっていましたが、一部の気心のしれた人たちを除けばほとんどの人間関係が苦痛でした。

一方、会社以外では家族・親類以外ではほとんど人付き合いがない生活を送ってました。家族といっても同居しているのはカミさんだけですし、親類に会う機会は少ないです。

リタイアすると、その最低限のコミュニケーションだった会社関係の人間関係がなくなり、ほとんど社会との接点がなくなったというわけです。

世間には退職後も社会との接点を持ちたいということで働いたり、ボランティアに参加したりする話をよく見聞きしますが、わたしにはこの「社会との接点を持ちたい」という気持ちがわかりません。

お金が欲しいとか、社会や地域、人の役に立ちたいなどといった理由で、結果的に社会との接点を持つならわかるのですが、社会との接点を持ちたいという理由で働いたりするということがわからないのです。

まあ、どちらが理由でも同じことなのかもしれませんが。

もともと独りでいることを好んで生活してきたこともあり、むしろそれほど親しくもない人々と接することがストレスだったりするので、社会との接点がなくなって快適なのです。こういう性格がリタイア向きだったのかもしれません。

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