リタイアしたての7年前あたりは、かなりケチケチしていて日々の食材を買う時は近所のスーパー数軒や業務スーパー、ドラッグストアとかをいろいろまわってできるだけ最安値を追い求めていた気がします。
月収がなくなり(カミさんがフルタイムで働いて分担金を家計に入れてるので厳密には違うが)時間はあるけど入ってくるお金や資産は限られている、であればあり余る時間を使って出費を抑えようという考えだったのではないかと。
いまでいうところのポイ活を始めたのもこのころ。
これもあり余る時間を多少なりとも(働かずに)お金に変えられないかという発想だったのではないかと(たしか当初は自転車のチューブをポイントでゲットしようというかなりセコいきっかけだったような)。
もともとケチな性格だったのが加速した感じ。
食費などの家計以外でも自分の個人的な出費も同様で、このブログでも書いてるように、
・何か壊れたら分解してでも自分で直せないか考える
・何か必要になったら手元にあるものでなんとかならないか考える
・新品よりなるべく中古で状態のいいものを探す
・電車を使う前に徒歩や自転車で行くことを考える
みたいなことをやってるわけですな。
で、いまはどうかというと、ゆるくなりつつあります。
食材は無闇に最安値を追わなくなり、行くスーパーもお決まりの数軒に。ポイ活はルーティン程度(以前からやってるやつだけ)、電車も以前より乗るし、買いたいものを買おうという意識も芽生えつつあります。
理由はいろいろ。
・家族2名分の食材費はケチってもたかがしれている
・ちょっと高いくらいの方が価格差以上の満足度があったりする
・余命が短くなりつつあるのにケチケチするよりやることあるんじゃないか
・些少ではあるがメルカリや株の配当、ブログなどで趣味で使う程度の小遣いがある
・そんなにケチケチしないとやっていけないわけじゃないことの再認識
・歳をとっていろいろめんどうになってきた。
こういうことで徐々にゆるくなってきたことに加えて、先日の兄の死でいろいろ思うところがあり、生きてるうちに気持ちよくお金を使えたらいいなと考えるようになってきたのも大きいかなと。
とはいえ、かなりの守銭奴であると自負しているので、いきなり浪費家になったりすることはありえないし、なにか買うにしてもそれなりに納得して買いたいので慎重に考えるでしょう。
また、自分で修理したり工夫したり自転車で移動するのもケチなだけじゃなくてそれ自体が楽しい場合もあり、アタマやカラダの老化対策にもいいと思うので、動ける・考えられるうちはやると思います。
お得な話は大好きなので手軽に使えるクーポンやバラまき情報には乗ることもあるでしょう。めんどくさいので積極的には追っかけないとは思いますが。
まずは、これまでの「考えに考えてやっぱり買わない」を「買ったあとの気持ちを想像して楽しそうだったら買ってみる」ことが増えたらいいなくらいの変化を目指してます。