先週の金曜日のテレビ東京「昼めし旅」で新百合ヶ丘駅のストリートピアノが取り上げられました。
このピアノは先月17日から今日まで川崎市が社会実験として設置したもので、設置以来毎日のようにTwitterで見かける人気のピアノです。
この番組、ストリートピアノをターゲットにするのが定番化しているようで、
など、わたしが知ってる範囲内でも過去に4回取り上げられてます。
さて、今回ピアノを弾くシーンで出てきたのは、
・ドビュッシーのアラベスク1番を弾くピアノ歴5年、2児の母(35歳)。
・モーツァルトのピアノソナタ(K.545)を弾くピアノ歴9年、ピアニスト志望の小6少年
の3名で、ご飯の取材対象は最後の小6の少年。
彼の家は一軒家で、リビングのど真ん中におばあちゃんが買ってくれたというグランドピアノ(S.KAWAI)が鎮座してました。
7歳でピティナ・ピアノコンペティションで銅賞、昨年は赤坂ジュニア音楽コンクールでグランプリを受賞して今年ルーマニアへの演奏旅行に招待されたというピアニスト志望も伊達じゃない少年でした。
欲しいものをスタッフに訊かれて「もう少し大きいピアノ(スタインウェイ)が欲しい」と言ったら、お父さんから「なに考えてんだ。自分の金で買え」と一蹴されてました。
しかしまあ、この少年の弾いてたピアノソナタは、けっこう速い運指だったりするんですが、それを軽々とやってしまうのが印象的でした。
弾いてたピアノは当然大人も弾くもので、鍵盤の重さなどはわかりませんが、手の大きさも力もわたしよりはかなり小さいだろうに、なぜにあんなに軽々と弾けるのか。
わたしなんかは速いパッセージでなくても鍵盤の重さに負けることもしばしばだというのに。
たぶん身体の使い方とかがぜんぜん違うんでしょうね。案外、少年少女が弾くピアノを注意深く観察すると思わぬヒントが転がってそうな。