先日、課題曲の練習がスランプに入ったという記事を書きました。
スランプというのは、
いまの練習方法は基本的にメトロノームに合わせることを主眼としていて、どちらかというと機械的な練習に近いんですが、これのペースで仮にそこそこメトロノームに合わせて弾けるようになっても、きっとメトロノームなしで弾いたときになんか薄っぺらい面白みのない演奏になりそうな気がしてます。
そんな状態だと、たぶんストリートピアノでは弾けないというか、少なくとも楽しくは弾けないだろうな、と。
そうすると、なんのために練習してるんだっけ?とか考え始めて、そんな気持ちで練習してると、いままではなんとも思わなかったようなちょっとしたミスや何度やってもなかなかうまく弾けない部分なんかでは、つくづく自分に嫌気がさして楽しくなくなってくるという。
というもので、ひとことで言ってしまえば課題曲を練習してても楽しくないってことですね。
この曲を選んだ当初としては、
「さぞ弾けたら楽しいだろうなと思える曲をとことん練習する」ことにしました。
ということで始めた曲なので、曲そのものは大好きなわけで、わたしの性格を考えると弾いて気持ちよければサルのように何度も弾き続けると思うので、うまく弾けないことが問題だと思ってます。
また、楽しくないのはおそらくメトロームに合わせてることに集中するあまり楽しく弾けてないということもあるのではないかと考えてます。
具体的には、たとえば、課題曲のようなブギウギの場合、
みたいな感じ(この楽譜は練習曲とは違う曲ですが)で、ダッタダッタダッタダッタみたいな跳ねるリズムが基本で、このリズムがあるからかっこよくて気持ちいいわけです。
メトロームに合わせて練習するときも、このように弾いてるつもりでも実際にはメトロノームの鳴るダッタのアタマのダに意識が集中して、ウラのタがおろそかになってるんではないかと。
そうするとリズムが跳ねないのでいくらアタマが合っててもちっとも楽しくないというわけです。
で、これを解決するために、先日の記事では、
ひとまずここ数日は、課題曲については比較的ゆっくりしたテンポで、いかに気軽に楽しく弾くかということを腕や肩などのカラダを含めて考えながらメトロームなしで練習してます。
と書いてましたが、これはこのダッタダッタのウラ拍に意識を置いて、ゆっくりタダッ、タダッみたいな感じでいかに気持ちよく弾けるか確認するということをやってます。
実際やってみると、ちゃんと跳ねるリズムで弾けたときは、かなりゆっくりなテンポでも、そこそこ気持ちいいです。
また、メトロノームで何度やってもうまく弾けないところは、このウラ拍を意識してゆっくりやってみてもうまく弾けないことを考えると、やはりメトロノームやスムーズな指使いを意識しすぎていろいろ疎かにしてたんだな、と感じます。
この作業を曲アタマからやり直してるので、全体をそれなりに弾けるようになるには、またさらに長くかかりそうな気がしますが、せっかく曲全体を暗譜した曲なので、なんとかモノにしたいなー、と思ってます。