「get to know」は「知り合いになる」?【英語学習】

いまやっている『みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング』(森沢洋介著)の備忘です。

ただの「知る」と「知り合いになる」

昨日からプログラム3の先行リスニングとテキストを見ないリピーティングを開始しました。

そのなかで下記のような文章がありました。

I got to know some women who had young children and made friends with them.

わたしはこれを下記のように訳しました。

私は小さい子供を持つ何人かの女性達を知り、彼女達と友達になりました。

一方、書籍の訳文は下記です。

私は幼い子供を持つ何人かの女性達と知り合い、彼女達と友達になりました。

わたしの約は単純に「知った」だけで、書籍では「知り合いになった」という違いですね。

文脈から考えると、結局友達になったんだから、どっちの訳でもたいして違わないようにも思えますが、ちょっとひっかかります。

Weblio辞書などで「get to know」で検索すると、「知り合いになる」という意味の例文がいくつも出てきます。

ただ、下記のように、単純に「知る」ということにも使われている例文もあります。

I want to get to know you.
(私はあなたを知りたいです。)
I could get to know him.
(私は彼について知ることができた。)

でも、これらは下記のようにもできます。

I want to know you.
I could know him.

つまりただ「知る」だけなら「get to」がなくてもいいんじゃないかと。

「get to」の気持ち

わざわざ「get to」を付けるということは、そこに話者の気持ちが入っていると推測できます。

で、先日から記事にしている文法書『一億人の英文法』で「get」について調べると、

get は単なる「得る・手に入れる」ではありません。そこには強く動きが意識されています。
~略~
「動いて手に入れる」からgetは「動き」に意味を広げます。「動いている」感じがする-この漠然とした「動き」のニュアンスが get の使い途を爆発的に広げます。体の動きから「到着」。事態の動きから「~するようになる」。
(p.118 GET)

つまり、単純に「知る」だけではなくてそこに「動き」があると考えられます。

先のWeblio辞書の例文は単純に事実を述べるだけの「知る」というよりも、「知る」という状態をつかみ取るイメージ、つまり「積極的に知る」「深く知る」といったニュアンスが入っていると考えられるのではないかと。

で、冒頭の例文の場合もそう考えると「知る」+「~するようになる」で「知り合いになる」ということですね。

にほんブログ村

にほんブログ村
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 暮らしを楽しむへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ のんびり暮らしへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ

スポンサーリンク
1st-336×280

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
1st-336×280