うちではカミさんが日常的にアイスコーヒーを飲んでいて、以前は900ccのボトルコーヒーを買ってたんですが、重いのと節約のためにレギュラーコーヒーを買ってきて水出しコーヒーにしています。
で、先日スーパーでたまには少し趣をかえようと別の銘柄にしたんですが、これが粉じゃなくて豆の状態のやつを買ってしまいました。
うちにはカリタのC-90という電動セラミックミルがあるんですが、
もう豆でコーヒーを買わなくなって10年以上経っていて掃除もしてなかったので、けっこうコーヒーのカスがついたままでそのまま使うのは気が引けたので掃除することにしました。
以前にも掃除しようと思ったことがあり、ネットで調べると分解して掃除する情報があって、
カリタ 電動セラミックミル C-90の構造と分解掃除 | 自家焙煎珈琲Crazy Caf’e
そのページを見ると、けっこう細かいパーツがいっぱいあってめんどくさそうだったので断念した記憶があります。
ただ、今回はさすがにやらないとまずいと思い一大決心しての実行です。
で、やってみると、思ったとおりというか思った以上に大変でした。
分解して掃除するところまでは、それほど苦労もなく、これで気持ちよく豆が挽けるわい、と意気揚々だったんですが、
本体側の臼刃の台座部分の裏側にはまってた臼刃をネジ止めするボルトが外れてしまったの悪夢の始まり。
この台座部分はどう見ても上部からは外せそうになく、前述の参考ページで「モーターを外してしまえば水洗いできる」という言葉から、モーターを外せばなんとかなるかもと考えて、下部のフタを開けてモーターに付いてたネジを外したら、これが第二の悪夢の始まり。
ネジを外して取ったのはモーターの一部となってるフタで、その内側には2つの磁石ぽいやつがバネで両側から出ていて真ん中でくっついた状態になってました。
ちょっと言葉で説明しにくいんですが、この2つの磁石はモーター本体の軸の周囲に付いてるコイルを両側から挟み込む形になるもので、各磁石のバネを縮めて真ん中に空間を作った状態にしないと軸に磁石がぶつかってフタを閉められないという状態。
この時点でモーターを外せそうな感じではなかったので、台座のボルトは別方法で対応することにして原状復帰に方針転換。
まあ、これがああでもないこうでもないと試行錯誤で2時間くらい格闘して最終的にはいずれも解決して豆を挽くことができたんですが、一時はあきらめてミルを闇に葬る覚悟になるくらい絶望的でした。
個人的な備忘として、各解決方法を書いておくと、台座のボルトは豆の吹き出し口からピンセットで入れて無理やり元の位置に押し込み、モーターのフタはコンビニのバタピーなんかの厚めのビニールの包装を5mm幅くらいの帯状に切って、それを磁石のバネを押し込んだ状態でテープで固定してフタを閉めたあとに帯を引き抜くという方法で解決しました。
そのあとの組み込みも例の台座のボルトになかなかネジがはまらなかったり、なかには鋭利なパーツがあり指を3か所切ったりと、全体としてかなり苦労したので、もう当分はやらないと思います。