多摩電子工業のワイヤレスイヤホン、BS31Aを買いました。中古で約300円。新品だと3000円+送料程度のブツ。
この手の完全ワイヤレスイヤホンって自分には合わないと思ってアウトオブ眼中でした。
まず有線のインナーイヤータイプのイヤホンですら耳にフィットするものが少なくSHUREがけしてなんとかやってた状態。
とくに通称「耳うどん」とも称されるAirPodsなんかは歩いてたら絶対落として紛失or壊してしまいそう。
そんなわけで縁がないと思ってたワイヤレスイヤホンですがなんせ300円。
失敗してもOK、試さない手はないということで購入。
状態としては、充電用USBケーブル欠品、イヤーピースは現状の1セットのみ。ケースは前所有者がカバンに放り込んでたのか多少使用感があるもののイヤホンはそれほどでもない状態。
で、イヤホンとしてどうだったかというと大当たり。
最大の懸案だったフィット感はイヤホンの筐体を耳の穴周辺のヒダに乗せて少し押し込んで耳の穴との間で突っ張るようにすると全く落ちる気配なし。
音質についてはオーディオ機器メーカーじゃないのでまったく期待してなかったんですが、これが予想をはるかに超えて大当たり。
低音ジャンキーの自分にぴったりの低音。これだけ低音があると全体としてはこもった音になりそうだけどハイハットの刻みもしっかり聞こえる。
つまり大好物のアシッドジャズ系のファンクミュージックの核であるベースのうねり&バスドラ・ハイハット・スネアのグルーヴ、そこに絡むカッティングギターがしっかり堪能できるイヤホン。
むしろこれまで買ったインナーイヤータイプで一番いいかも。
しかし、完全ワイヤレスってのがこんなにも開放感があるとは。小さいのでどうかと思ってた音量調整や一時停止や曲送り、通話などの操作性も問題なし。
難点はこれだけ低音が効いてる=遮音性が高いので周囲の音が聞こえにくく、夏場に長時間着用してると耳の中に汗をかくであろうということくらい。
まあこういうのは気を付けていればいいだけだし、それほど大きな問題ではない。
蛇足ながら、初めてこの手のワイヤレスイヤホンを購入していまさらながら気づいたのが、ただのケースだと思ってたのが実は充電クレードル&バッテリー内蔵で単体でもイヤホンを充電可能だったということ。
あんな小さいイヤホンをどうやって充電するのかと思ってたらそういうことだったんですな。
この製品の場合クレードル単体で最大2.8回イヤホンをフル充電できる仕様なので、出先でバッテリーが切れてもしばらく充電しておけばまた使えるという、これまで思っていた「Bluetoothイヤホンって充電切れたら使えないじゃん」問題をある程度補ってくれるという発見。
中古の宿命であるバッテリーのヘタリ具合も10%程度で4時間くらいは持つ感じ。
なるべくバッテリーがヘタらないように残量に余裕があるときはクレードルの端子には触れないように収納して過保護に育ててます。
てなわけで、すっかりお気に入りになってしまい外出時は必ず携帯してヘビーユースしてる今日この頃。