わたしはピアノの練習を昨年の1月からやってるわけですが、基本的に楽譜を見ながら弾くのではなく暗譜して弾いてます。
ピアノを弾く目的がストリートピアノで曲を弾くということだったので、楽譜を見ながら弾くのは粋じゃないみたいに思ってたり、そもそも鍵盤を見ないで楽譜を目で追いながら弾くことができなかったということもあります。
でも、この歳になってからの暗譜は不安定で、数日練習しないと運指を忘れかけてたりします。体で憶えるのが確実だと思ってたんですが意外とそうでもないような気がしてきてます。
さらに、楽譜を見ながら弾ければ、数多くの曲を弾けることにつながります。もちろん初見でそこそこ弾けるだけの腕が必要なのは言うまでもないですが、個人で楽しむ分にはそこまでいかなくてもたどたどしくても暗譜するよりも手っ取り早くその曲を味わえるんではないかと。
そのためには、あまり鍵盤を見ないで弾くブラインドタッチが必要になってきます。
ブラインドタッチを題材にした教本もありますが、練習曲がイマイチ乗り気になれないものが多いように思いますし、なんとかブラインドタッチと同時に自分の興味ある分野の習得にもつながるものはないかと考えました。
そんなこんなで、とりあえず到達したのが「ブルースハノン」です。
最近練習しててつくづく思うんですが、クラシックの難曲を弾けるとは思えないですし、ポピュラーミュージックをそれほど弾きたい曲は多くなく、結局ピアノでやりたいことってブルース系のピアノに尽きるんではないかと。ブルースのピアノが弾ければそれでいいんじゃないかってくらい。
ピアノの練習を始めたころの記事では、
ブギウギというニューオリンズ系のブルースをルーツにした音楽をきっかけとしてピアノの練習を始めて、開始当初からずっと課題曲として練習してるのは「Boogie Woogie Stomp」というブギウギピアノの定番曲なわけで、
ほかにも、Dr. Johnの「TipiTina」やボ・ガンボスの「魚ごっこ」などのニューオリンズ系のピアノをフィーチャーしたピアノをなんとかしたいと思って練習したり、先日見たクリント・イーストウッドの映画「ピアノ・ブルース」、
を観たりするにつけ、やはりブルースだな、と。
で、ブルースが弾ける足しにならないかと考えての「ブルースハノン」なわけです。
この教本のシリーズには「ブギウギハノン」というのもあるんですが、難易度的には「ブルースハノン」の方がとっつきやすい感じなので、ブラインドタッチを意識しながら練習するにはいいんではないかと考えてます。
問題は、いまやってる練習にこの課題をどう組み入れていくかってことでしすかね。