現在進行中の英語教材『みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング』(森沢洋介著)
ですが、いまプログラム1をやっています。
わたしはプログラム2から始めたので、このプログラム1が最後のプログラムになります。
これはこの教材を始める前にamazonのレビューで「プログラム1は飛ばした方がいい」という人がいっぱいいたのと、実際に教材を入手して音声CDを聞いたらやはりプログラム1が難しいと感じたからです。
で、実際プログラム1をやってみてどうかというと、たしかに難易度は高く、おそらくこの教材で最も難しいプログラムだと思いました。
まず冒頭のセクション1に出てくる単語が、
arrogant
punishment
myth
などといった日常生活ではまず使わないようなやつが連発です。
ほかにも、
differences in languages
といった何回も集中して聴かないと聞き取れない部分や、
の that exist もあんまり馴染みのない表現のような気がします。
しかもリピート対象のセンテンスが
It is necessary to communicate with people speaking foreign languages in business.
So people have been trying to find ways to learn foreign languages.
とけっこう長いのが1回のリピートなのがいくつかあったりして、英文そのものは難しくはないものの、わたしのように短期記憶容量が少ない者にはちょっとつらい部分です。
こういうのが6セクション続くわけですから、気楽に始めた学習者の心を折る仕掛けが満載です。
プログラム8なんかは内容が超簡単なうえにセクションも3つしかないので非常に対照的です。最初にこの教材の学習方法に慣れるためには、こういう簡単なプログラムを最初にやるべきではないかとさえ考えてしまいます。
しかし、著者の意図は別のところにあるのではないかと思ったりします。
それはプログラム1のセクション6の一節で、数ある言語学習法などについて、
But none of them promises that you can learn languages instantly like magic. It takes a certain amount of time and effort to learn a foreign language.
(しかし、そのうちのどれも、魔法のように、あっという間に言語を習得できることを約束はしません。外国語を習得するには一定の時間と努力が必要です。)
ということを学習者に身をもって体験させようとしているのではないかと。
そのうえで、
Although it is extremely difficult to master a foreign language perfectly, you do not have to be a perfectionist. If you continue your study and practice, you will surely be able to use the language well.
(外国語を完全に身につけることは極めて困難ですが、完璧主義者になる必要はありません。勉強と練習を続ければ、言語はきっとうまく使えるようになります。)
と学習の継続を奨励するメッセージが、このプログラム1なのではないかと思うわけです。