現在進行中の英語教材『みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング』(森沢洋介著)の備忘です。
いまプログラム1をやっているのですが、ひさびさに文法的にひっかかりました。
下記のような文章がありました。
(ダイレクトメソッドは第一言語を使わないメソッドです)
※原文は長いので少し切りました。
ここでひっかかったのは太字の where です。
関係副詞として where が使われているわけですが、where といえば場所を表すとばかり思っていたので、method(方法)という場所ではないものを表すというところにひっかかったわけです。むしろここは which ではないのかと。
Weblio辞書のwhereを調べると、
[制限的用法で] …する,…した(場所,場合など)
と場所以外に場合を表すこともあるようです。
さらに手元の文法書『Forest 4th Edition』の関係する部分を見ると、
where は場所を表す語のほかに、場合・状況・立場などを表す語, case(場合), point(点), situatution(状況)などを先行詞とすることもある。
(p.284 「PLUS 70|関係副詞の where の先行詞」より)
と、状況や立場などもあり、場所以外を表すこともあると。
試しに「method where」とかでググると、同じことを疑問に思っている人もたくさんいるみたいで、まさに上記の例文そのものが出てきます。
その回答を見ると、「in which を where に置き換えたもの」「そういうメソッドであることの状況を表すものとしての where」「which でもどちらでもOK」などといろいろあります。
まあ、ここはあまり難しく考えないで、こういうケースもあると考えておこうと思います。
実際Lingueeで「method where」で翻訳例文検索すると、今回と同じ用法の例文がたくさん出てくるので、ここは関係副詞の where は意外といろいろ使えるんだな、ということで。