以前の記事に引き続き、『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』(森沢洋介著)による英語学習の備忘録です。
「of which」に違和感
先日から中三レベルに入ったのですが、下記のような「of which」を使った例文に違和感があり、英訳文がスムーズに出なくてつまづくことが多いです。
(わたしは窓の大きな部屋で勉強がしたい)
そもそも「of which」なんて習ったっけ?というくらい記憶にないのですが、それはわたしがサボっていただけだとして、感覚的になんかまわりくどい感じがするんですよね。
「of which」の「which」が「a room」と考えて無理やり置き換えると、
みたいな感じで、「room」が2回出てきてくどい感じがするのかな、と。
「whose」がいいんじゃない?
私の場合、先の例文の英訳は下記が真っ先に頭に浮かびます。
これなら先の文の「the window of which」が「whose window」とすっきりしてます。
ここで問題となるのは「whose」を人以外でも使っていいのか、ということですが、手元の文法書「総合英語Forest 第四版」によると、
所有格の関係代名詞は、先行詞にかかわらずwhoseを使う。
(p.273 「whose(所有格)」)
of which を使った所有格は文章体なので、whoseを使って表現するのがふつう。
(p.295 「所有格を表す of which」)
とあるので、人以外でもOKどころか、むしろwhoseが推奨されているので、なんだか自分が正しかったみたいでうれしい感じです。
「with」がいいみたい
ただ、同書に、
物に対して whose を用いる表現はぎこちなく聞こえるので、関係代名詞を使わず、次のような表現をすることが多い。
The house with a green roof is mine.
(p.274「PLUS66 関係代名詞のwhoseの代わりに用いられる表現」)
つまり「with」を使うのがより一般的ということのようです。
ということは先の例文は、
が、話し言葉としてしっくりくる表現ということですかね。