Linux:パソコンで鳴ってる音を録音する

以前、Windows10のPCでやったようなことをLinuxでやる時のメモ。

今回の流れとしては、

PCで鳴ってる音をwavで録音

wavをmp3に変換

mp3を無劣化カット

LinuxはLubuntu 22.04.2 LTSでなるべく新たなアプリなどは入れないことを前提(Audacityを使えばGUIから簡単にできるらいしがセキュリティ的にケチがついてて、たぶん大丈夫と思いつつパス)。

PCで鳴ってる音をwavで録音

このディストリビューションにはALSAとPulseAudioが入っており、何もしなくてもarecordコマンドでデスクトップで鳴ってる音が録音できたので、

arecord -f dat rec.wav

でOK。”-f dat”オプションは、”-f S16_LE -c2 -r48000″を一発で指定するやつで、16bit little endian、ステレオ、ビットレート48000になる。

本当はダイレクトにmp3で録音したいところだけど別途アプリが必要なので。

本記事投稿後、後述のffmpegでmp3にダイレクトに録音できそうだと判明。デスクトップの音が録れるか未確認だけどたぶんこんな感じ。うまくいけばwav→mp3変換の手間と再エンコによる無駄な劣化を防げそう(どっちみち128kのmp3だけど)。

ffmpeg -f alsa -i default -vn -c:a libmp3lame -b:a 128k -ac 2 -ar 48000 output.mp3

wavをmp3に変換

アプリを入れずにできそうもないのでffmpegをインストール。怪しいアプリは入れたくないけどffmpegくらいメジャーならOKということで。

sudo apt install ffmpeg
変換は、
ffmpeg -i rec.wav -vn -ar 48000 -ac 2 -b:a 128k output.mp3

“-vn”は録画なし、”-ar 48000″はサンプリングレート、”-ac 2″はチャンネル数(ステレオ)、”-b:a 128k”はmp3のビットレート。

mp3を無劣化カット

ここでもffmpegが使えるので、

ffmpeg -ss 3 -t 5 -i output.mp3 -c copy final.mp3

“-ss 3 -t 5″は3秒から5秒を対象、”-c copy”は再エンコなしコピー(無劣化)。

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