エレキベース買い換えました。
Vester MANIACというフェルナンデスの廉価ブランドと思われる30年くらい前のやつを使ってたんですが、ほぼ毎日練習するようになったのでもうちょっとまともなやつにしてもいいかなと。
買ったのはSXというスペインのメーカー（製造は中国）のジャズベースで、ヘッドにSTANDARD SERIESとあるのでたぶん初心者向けモデル。中古で6,600円。
6,600円といえばハードオフとかだと音が出ないとか状態がかなり悪いジャンクになるところだけど、目立つキズはなく金属部分のサビやくすみもなし。ビックガードのビニールも貼られたままでかなり使用感薄めで良好な感じ。
なんでそんなに知名度の少ないメーカーのやつを買ったかというと、YouTubeで海外の動画でSXの初心者向けジャズベースとフェンダーのジャズベースの弾き比べ動画がいくつかあり、いずれも好評価で、国内のブログでも概ね「少なくとも国内の一部の初心者向けモデルより全然いい」という感じだったので。
商品説明には「やや順反り」とあったけどほとんど気にならないレベル、Vesterはもっと反ってたし。あと「ボリュームガリあり」ともあったけど使ってたら出なくなったので浅い症状だったのかも。Vesterにはわりと派手なガリがあったし。
そんなわけでしばらく使ってたら、いくつか気になるところが。
・全体的にブーミー（特にスラップ時）
・ボリュームに微妙なブースト感
４弦３フレットのビビりは、弾きやすくするために弦高をかなり低くしてるのでビビりやすいのはわかる。
しかし特定フレットだけがビビるということはそのフレットが擦り減ってるか他のフレットが浮いてるということが多いようなので４フレットを見ると微妙に浮いてる気がする。
試しにレシートをフレットに差し込んでみるとあっさり入っていく。しっかり浮いてるということですな。ということで100均でゴムハンマーを買って４フレットを叩いたらかなり改善しました。
じゃ他のフレットはどうなのかと思ってみてみたらけっこう浮いてる。
というわけで目視できる範囲内で叩きまくりました。
そしたら、スラップ時に店頭の生音では気づかなかったけどヘッドホンだと全体的にブーミー（エフェクトもかけてないのにオーバードライブしてるような感じ）だったのも改善しました。浮いたフレットが共振してある種のビビりになってたんではないかと。
ただ、あるフレットを叩くと振動で他のフレットに影響してるみたいで、まだ改善の余地はありそうだけど、弦を張ったままだと限界があるので全体的な調整は弦交換の時にでもやってみようかと。
年式は不明だけど、ヘッドの形状や全体的に表面にまんべんなく埃が乗ってたことからそれなりに古い個体で、前述のように金属部分のくすみやサビもないことから、けっこう乾燥した環境に放置されてフレットも浮いたんではないかと。
ボリュームのブースト感は、フロント・リア共に目盛り的に８〜１０のあたりで一旦音量が上がる（あるいはノイズが乗る）感じがありガリがあった所以が残ってるのかも。でも演奏には影響ないのでとりあえず放置。気になるようであればボリュームポットやトーンのコンデンサを交換するつもり。
まあ安いには安いなりの理由があったということですな。
諸々考えると、今回の購入過程で１万円台で買える中古のSquireのジャズベースも候補に挙がったので、そっちを買っとけば良かったんじゃないかって話もなくはないけど、今回いろいろと勉強させてもらったし、もしこのままベースを続けて次買うとしたらおそらく人生最後のベースになるだろうからその時に活かせるということで。
なんだかんだ書いてますけど、練習する分には全く問題ないので不満があるというわけではなく、フレット叩いたり、その影響で出たバリを削ったり、コントロール部の配線とか確認してたらむしろ愛着が湧いてきてる今日この頃です。