60歳を超えたので個人年金とか生命保険の返戻金など超大金ではないもののある程度まとまったお金が徐々に入ってくることが見込まれる。
そこで受け取り方をどうしようか考えている。
一括でもらうか毎月などの分割で10年かけてもらうか。
保険会社の資料を見ると、もらえる額は分割の方が多いが分割は雑所得になるので国保税を含む毎年の課税対象になる。
もらう金額に対して所得税がかかるのはしかたないとして問題は国保税。
現段階で自分は国保的には非課税世帯扱い(カミさんは会社の健康保険組合に入ってる)なので均等割の7割減額と最低レベル。
もちろん国保税は必要な税金だと認識しているが、最後に医者の世話になったのが30代に歯医者に半年通ってたのが最後(その前は20代のコンタクトレンズで眼科に数回)という身としてはこれくらいが妥当ではないかと思ってたりする。
分割でもらう雑所得は大金ではないが、税額計算時にはそれなりの存在感があり10年も所得税と国保税を払い続けるとどんどん目減りしていく。これが計算してみると悲しいくらいの額になる。
一方、一括でもらうと翌年の税額はガツンと上がるが、以降非課税レベルの所得なら今と同じ水準にもどる。しかも一括なら必要経費、特別控除、1/2ルールとかで課税対象額が抑えられて、結果的に手元に残る金額は分割より多かったりする。
というわけで当初は一括一択だと思っていた。
ちなみにカミさんも同い年で先日個人年金の満期が来て受け取り方について相談された。
この時はカミさん個人の問題だと思ったので、カミさんの好きなようにすればいいということで結果的にカミさんは分割を選択。
しかしその後これはカミさん個人の問題でないことに気づいた。
自分はてっきり国保税は個人に課税されると思い込んでたのだが、実際は世帯の収入にかかるということを知らなかったのだ。まあちょっと考えてみたら当たり前のことだが、ひとり非課税世帯扱いが長すぎて完全に欠落していた。
カミさんは今年正式に退職して国保になるので、カミさんが10年かけてもらうということは、この先10年他に収入がなくても微妙な収入のある世帯になり所得割がプラスされて7割減額なども難しいと思われる。
しかも2人分の国保税ということもあり下手すると今の数倍とかではきかないレベルになる。
ついでに言うと今年はカミさんが退職金をもらうので今年の給料などと合わせると、来年の国保税はそれなりの額になる見込み。自分の今年満期の個人年金を一括でもらうとさらにプラス。
来年は自分の生命保険の満期があり、返戻金を一括でもらうと再来年も来年ほどではないにせよそれなりの税額になりそう。
自分のを全て一括にする場合、可能ならばカミさんの分割も残金を一括にしてもらった方がいいのかどうか。それとも腹をくくって自分も分割にするか。
自分の生命保険を一括にすると、どっちみち向こう2年は非課税世帯にはなれないので、それ以降どうありたいかが焦点になりそう。
もう少し先のことを考えると、公的年金をいつからもらうかで課税対象額の発生or増加という要素もある。
これらを踏まえて、これから自分の個人年金と生命保険の返戻金をどう受け取るか、ひいてはカミさんも含めて公的年金をどうするか。
悩ましい今日この頃。