郷愁マイブームの流れで金沢の旅番組などで紹介された店のメモ記事第5弾。
毎度のことながら、あくまでも次に行く機会があればの参考としての自分用メモ。
都会を出て暮らそうよ【石川県金沢市】
ゲストは金沢市出身の女優、田中美里。
番組導入部
近江町市場・大松水産
その場で食べられるという県産の岩がき(生、700円)を食す。
金沢おでん・菊一
以前にも別番組で紹介された金沢で最古のおでん屋。
ちなみに人口に対するおでん屋の数が日本一らしい。
おでんネタの「かに面(内子、外子、足、全部入ってる)」を考案した店とのこと。
もともと「かに」という名前で出してたがインパクトがないので「かに面」に変えた?
ビヨンドポイント
ビヨンドポイントとは番組の進行上の項目らしく今回は下記の4つ。
・年中無休・24時間の芸術村
・町屋でのびのび子育て
・6歳からの習いごと
各ポイントに入る前に、金沢のシェア自転車「まちのり」の紹介(金沢はコンパクトな観光都市なので自転車が便利ということで)という流れでゲスト田中さんが高校時代によく行ってたと言うお茶屋さんへ。
野田屋
竪町の商店街にあるお茶屋。
田中さんは抹茶ソフト360円がお気に入りだったらしい。お茶屋らしいコクのある濃厚な味わいとのこと。
【ビヨンドポイント:「金澤町屋」に住みたい!】
金澤町屋情報館
茨木街にあるたぶん金沢市が運営していると思われる町屋に関する案内施設。町屋バンクなどもある。
町屋とは金沢の伝統や文化を伝える木造建築物で、金沢はWW2の空襲もなく、大きな自然災害もなかったので江戸時代の建物が市内随所に遺ってる。情報館も町屋。
町屋の特徴として、しとみ戸:木のシャッターや吹き抜けで室内を明るく(通りに対して奥に長い家が多い)する仕組みなどを紹介。
情報館の金沢市歴史歳推進課の東さんは千葉県出身。金沢に住みたいと思って市役所に入ったらしい。
スタジオには村山市長が。フルートで恋人も濡れる街角を吹く。奥さんと市民交響楽団に入ってるらしい。市長も東京出身の移住者。加賀野菜(昭和20年以前から金沢で栽培されている野菜。金沢市農産物ブランド協会が認定していて15種類ある)を紹介して、吾郎島金時のバター焼きを食す。
【ビヨンドポイント:年中無休・24時間の芸術村】
市民芸術村
大和町にある以前は紡績工場の倉庫だった場所を市民のアート活動を支援するために手頃な料金で開放している施設。
ドラマ工房(演劇の稽古・練習)やミュージック工房(音楽練習)、アート制作や展示スペースなど芸術の拠点。24時間無休で利用可能解放している。
ミュージック工房で練習してた百萬石ウィンドオーケストラを取材。小規模なバンド練習などにも使えるらしい。
【ビヨンドポイント:町屋でのびのび子育て】
ゲストハウス初華
野町にある町屋での移住体験もできる1日1組限定ゲストハウス。
子育てとは関係ないようだが、町屋を購入した移住者として紹介。
オーナーは苗字が町屋さん(大分出身)。400万円で購入、1200万円で改葬(200万円は市からの補助金)
オーナー曰く、「金沢はいろんな感情の人にリンクしてくれる街だと思っていて、昔のものとかもただあるんじゃなくて、息づきながら残っているっていうような、そういう深みがある街だと思ってる。だから楽しい時もちょっとつらいときなんかも包み込んでくれる街の雰囲気と人にも包容力があると思う」
2016年に千葉県から移住した須田さん一家
築90年のわりと普通の一軒家に見える。雰囲気的に浅野川中流、浅野川大橋より少し上流寄りといったところか。
過去の転勤で金沢が気に入り、子供ができたときに金沢で子育てするために移住。
壁をぶちぬいてキッチンを拡げたりいろいろ自由にリフォームできるみたい。
居酒屋カーサミヤ
番組のコーナー「移住してハマった移住メシ」で須田さん案件。
季節の地物魚介のカルパッチョ(880円)、トマト丸ごとカーサミヤ鍋(2200円)を紹介。
【ビヨンドポイント:6歳からの習いごと】
粟崎児童館
お作法教室、民謡教室、トランポリン教室、バトントワリング教室、将棋教室などをやってる。
金沢では小学校に上がる前の6歳前後から習いごとを始める人が多いらしい。
身近に伝統芸能を感じられる街だそう。
金沢市にはこの児童館以外にもさまざまな子ども塾(茶道、能、狂言、金箔、漆、九谷焼など)や職人技を学職人の学校もある。
「ここからエール」
「ここからエール」は番組とタイアップしているテレビ東京の通販サイトではないかと。ひょっとしたら番組のメインは実はこのコーナーではないかと感じる。
なお、下記で紹介された商品は本稿執筆時点では既に販売されていない。
赤玉本店
昭和2年創業。最初は洋食メイン、22年におでん専門に。
黄金色の透き通っただしが特徴で女将曰く、「お出汁に一番お金がかかってる」。
戦後まもなく初代女将が生み出し、継ぎ足しを繰り返し70年以上受け継いできた出汁。代々の女将が一子相伝で守ってきたらしい。
決め手は、煮干しの頭と内蔵を丁寧に除いてから、北海道産の昆布と煮て、さらに牛すじを加えて旨味を出して透明で雑味のない出汁にする。
具材で出汁を使い分ける。味が滲みにくい大根や厚揚げなどは、大野醤油と干し椎茸を白出汁に加えた「黒出汁」で事前に味を含ませる。仕上げに他の具材と一緒に「白出汁」で煮込むことで具材に味が染みわたるらしい。
サイト用特別メニューとして、「秘伝の出汁で味わう金澤おでん5種と牛すじ煮込みセット」(3700円、おでんx2+牛すじ煮込み2種)を紹介。
おでんのネタは、
・肉いなり(ひき肉や人参、そぼろなどを油揚げで包んだ)
・海老しんじょう(山芋と出汁で練り上げた)
・にぎすつみれ(石川県ではメギスと呼ばれる)
・赤玉(さつま揚げ(白身のすり身にパプリカ色素を練り込んでるらしい)の中にうずらの玉子が入った赤玉オリジナル)。
これに牛すじ煮込み(味噌味&醤油味)をセット。国産牛肉のみ使用、特別にブレンドした大野醤油を使用した黒出汁で丁寧に煮込んだ。とろとろに柔らかく深いうまみとのこと。
味噌味(白味噌、麹味噌をブレンドして生姜を効かした)は通販限定。
サイトでは、日本酒も販売。
「加賀鳶 純米吟醸 冷やおろし」(720ml、1485円)
創業1625年、金沢で最も古い酒蔵福光屋の季節(秋)限定。一夏熟成させた純米酒。
通常は県内特約店のみでの販売を番組で60本確保。