Win用キーボード(EW-B009)をMac用に設定

先日購入したBluetoothキーボード(EW-B009)が思いのほか好感触なので、Macでがっつり使ったらどんな感じになるのか試そうと思ってます。

Macにはやはり純正キーボードが一番いい気がしてるんですが、社外品でもいけるんだったら選択肢が広がると思って。

EW-B009はWindows用のキー配列なのでMacで使おうとすると、

左Winキー → 左Command
左Alt → 左Option

で左右位置が純正と逆になっちゃうんですよね。

できれば使用中の純正(テンキーなし)に近い形で使いたいと考えてキー割り当てを変更することにしました。

まずはMacOSのキーボード設定のキー修飾で、

CapsLock → Ctrl
Ctrl → Option
Alt(Option) → 無効

CapsLockはMac純正キーボードのCtrlと同じ位置なので。

Optionは純正がCommandのすぐ左横なのでそうしたかったんですがFnキーがあるのでその左にあるCtrlキーをOptionにしました。左右の位置関係はキープしておきたいと。

Altは純正の英数キーの場所とほぼ同じなのでそうしてもよかったんですが、純正のかなキーに相当する場所には無駄にでかいスペースキーがのさばっててバランスが悪いのでやめて無効としました。日本語入力はCtrl+スペースで。

MacOSで設定できるのはここまで。変則的な場所にある¥キーを移動したいとか変換キーを右Commandキーにしたいといったことはできない。

Karabiner Elementsという有名なキーボードカスタマイズアプリならたぶんできるけど、なるべくアプリは入れたくない。

ということで、使用したのがMacOSに元から入ってるhidutilコマンド。

使い方はターミナルから、

hidutil property –set ‘{“UserKeyMapping”:[{“HIDKeyboardModifierMappingSrc”:0x70000008A,”HIDKeyboardModifierMappingDst”:0x7000000E7},{“HIDKeyboardModifierMappingSrc”:0x700000088,”HIDKeyboardModifierMappingDst”:0x7000000E6}]}’

てな感じで打ち込む。

HIDKeyboardModifierMappingSrcに元のキーコードを指定して、同Dstに変更後のキーコードを指定。キーコードは頭の0x7000000はそのままで下2ケタをコード毎に変える。この組み合わせをカンマで区切って並べる。

コマンドが長いのでテキストファイルに入力してshコマンドで実行。

とりあえず下記のような設定にしました。

¥(0x89) → 左Shift(0xE1)
Delete(0x4C) → ¥(0x89)
半角/全角(0x35) → Delete(0x4C)
変換(0x8A) →  右Command(0xE7)
カタカナ/ひらがな(0x88) → 右Option(0xE6)
※()内はキーコードの下2ケタ

懸案の¥キーは純正では左Shiftキーの一部なのでその状態にして、純正にはないDeleteキーに¥キーを割り当てました。これで左小指でうっかり¥キーを打ってしまう心配がなくなり、より本来の位置に近い場所へ移動したことになります。

ただ、Delete(Backspaceではなく右側を削除する)キーがなくなり、純正のFn+Delete(Backspace)はできないので、半角/全角キーに割り当てるという苦肉の策。

右Commandキーは変換キーが純正とほぼ同じ場所。

右Optionはテンキーなしの純正にはないけどテンキーつきのやつと同じ場所なのでついでで。左Optionが遠くなり移動ペースト(Command+Option+V)がやりづらいのでこっちの方が楽かも。

ちなみに今回一番苦労したのがキーとキーコードの対応。

ネットで漁るといろんなとこにリストがあるけど、同じキーのはずがサイトによってなぜか違うキーコードでなかなか。

最終的にここのページに記載されてるものがドンピシャでした。

さて、いろいろ変更したのはいいけど、Deleteとか¥、左Optionなどは微妙な位置にあったりと果たしてどうなのか。

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