しばらく前に電子リコーダーのエレフエに興味津々だったんですが中華EWIを買っちゃいました。中古で6000円くらい。
ひと頃はエレフエを買う気満々であとはいつポチるかというとこまで行ったんですが、いろいろ調べてるうちに中華EWIもいいかなと思うように。
エレフエの最大のメリットぼほ本物のリコーダーの運指に準拠してること。エレフエでリコーダーの運指を練習していつかは手持ちのリアルリコーダーを吹こう、などと考えてました。
エレフエによく似た電子リコーダー風の中華EWIもあり、ほとんどがリコーダー運指を謳ってるけどだいたいはソプラノリコーダーの基本の全音階プラスアルファといった感じで半音階や上下のオクターブの運指は異なることが多い。
その点エレフエは、リアルリコーダーの右手薬指・小指の各2つの穴に対応してるし、左手親指の穴の「半分開ける」風のこともできる感じ。さらにジャーマン式とバロック式の両運指対応だったりでリアルリコーダーの運指練習に向いてると思ったと。
でも改めて考えたら、いったいつリアルリコーダーを吹くシチュエーションがあるだろうかと。
ぼんやり考えてたのは自宅ではほぼ無理なので河原とか郊外の眺めのいいとこで牧歌的な曲を…みたいな感じだけど、本当にそんなことするだろうか、仮にやるとしても電子リコーダーでいいんじゃないか、と。
そう考えたらエレフエにはない中華EWIの機能が魅力的に。
今回購入したやつの主な機能としては、
・上下12段階のトランスポーズ
・上下オクターブキーで3オクターブ
・運指はサックスとフルート(サックスはソプラノリコーダーの全音階と同じ)
・リバーブ
・3段階の吹奏感度
・Bluetooth MIDI
・USB MIDI
・Bluetooth Audio
といった感じ。太字がたぶんエレフエにはない機能。
運指については、リアルリコーダーを考えなければ別になんでもよかったのでサックスモードでソプラノリコーダーの基本の全音階がシンプルでOK。
リバーブは、音にビブラートをかけるやつで下手な演奏をちょっとはごまかせるかなといった、まああったらあったでうれしい機能。
USB MIDIは、PCやiPhoneなどのDAWの音源を鳴らせるので本体以外の音色や音質が期待できるし、Bluetooth MIDIのような遅延がないのが実用的(外部音源はエレフエもBluetooth MIDIでな鳴らせるけど遅延すると非実用的)。
Bluetooth Audioは、本体がいわゆるBluetoothスピーカーになるわけでPCやiPhoneの曲を本体で鳴らしながら演奏することができる。
この後者2つが魅力的で、ホーンセクション的な音を演奏できたり、ワイヤレスでカラオケCDをバックに演奏できたりと遊び方が拡がる。
てなわけでとりあえず、小学生レベルのリコーダー楽譜をYouTubeで見ながら練習してちょっと吹けるようになったところで初心者向けのアルトサックスの楽譜を練習中。これがまあ楽しくって買って正解だったなと思う今日この頃。