使ってないノートPCにUSBカメラをつけてUbuntuでテレビドアホンを運用開始してから1年以上経過しました。
要はドアスコープにUSBカメラを付けたライブカメラなんですけどね。
これが意外と便利で、無線LANで繋がってるんでドアホンが鳴った時に、PC、スマホで確認できるので勧誘とかの居留守を決め込むには持ってこい。
motionというソフトウェアで動きがあった(動体検知)前後だけを録画してるので、ご近所さんの生態も垣間見えて興味深いです。
そのノートPC、ひとつ問題があり無線LANがたまに切れる。
肝心の来客時に無線LANが切れていては意味がない。
この問題は運用当初から発生していて、NetworkManager再起動とか電源管理をオフにしてみたりとかしてきました。
いろいろやってもしばらくは調子いいんですが、そのうち繋がらなくなってPCを再起動しないと繋がらないことがしばしば。
決定的な解決策が見つからないので、そういうものだと諦めて再起動してたんですが、最近頻度が高くなってきました。
しばらく前は、ひと月に1回くらいだったのが週に数回、ひどいときは1日に数回なんてことも。
頻度が高くなり始めたのは、無線LANルーターを変えたり、フレッツ光のプロバイダを変えてIPv6にしたあたりから。
で、IPv6を中心に無線LANの不安定についてネットで調べたら、UbuntuでIPv6を無効にしたら無線LANが安定したという情報が。
まず、
てなコマンドでIPv6に関する情報が表示されたらIPv6が有効で、わたしの環境ではもちろん表示されました。
ネットの情報をもとに、/etc/default/grubをsudoeditで開いて
に変更して、
をやってからUbuntu再起動しました。
これで無線LANの安定感が戻ってきましたが別の問題が発生。
motionの録画ファイルをftpで手元のPCにダウンロードして再生するんですがftpが接続不可に。psコマンドで確認するとftpサーバ(vsftpd)が動いてない。
ログを見るとvsftpd起動時にエラーになってる。
ネットで調べると、ソフトウェアのなかにはIPv6を前提にしているものがあり、IPv6を無効にすると問題が発生する場合があるとか。
試しにIPv6を有効にするとvsftpdが起動できるので因果関係がありそう。
vsftpdの設定でIPv6使用をオフできるみたいだが、そうするとデーモンではなくスタンドアロンで起動する必要があるようでちょっとめんどくさそう。
てなわけで、あっさりvsftpdを諦めて、sambaサーバ(smbd)にしました。
別のftpサーバ(proftpd)も考えたんですが、MacのFinderから簡単にsambaに接続できるし、ftpクライアント(Cyberduck)を常時起動しない方がリソースや操作性の面でメリットがありそうだったので。
また、Finderからsamba接続しておくと、何もしなくても録画ファイルがほぼリアルタイムに表示されるので、ftpのようにリロードする必要がないという思わぬメリットも。
これで無線LANも安定して、常時起動ソフトも減らせて、リアルタイムで録画ファイルの存在が確認できてといいことづくめだったんですが、しばらくしてやはり無線LANが繋がらなくなりました。
でまあまたネットをつらつらと眺めていたら、今度は省電力モードにしない設定、
でwifiが安定したという情報が。
以前やった電源管理のオフとは違う模様。めんどくさいので詳しく調べてないですけど。
とりあえず上記コマンドを投入して約4日経過して現在に至ります。
5秒感覚でpingを打ってモニターしてるんですが、たまにタイムアウトすることがありますが切れてしまうことはいまのところありません(そもそもたまにタイムアウトするのはどうかという問題はあるが)。
まあ、相変わらず原因がわかったわけではなく、これまで同様に対症療法なのでまたいつ不安定になるかもですが。
ちなみにftpサーバですが、その後proftpdを入れました。
理由はKindle fire HDに楽譜などを転送するときに、以前はMacにQuickFTP Serverというアプリを入れてftp接続してたんですが、あんまりスマートじゃないアプリなので、この際ドアホンUbuntuをファイルサーバにすることにしました。
で、Kindle fire HDはOSが古くてsambaクライアントになるアプリが入れられず、以前から使ってるftpクライアントを使わざるをえず、結局IPv6無効でもデーモンで動くproftpdを入れたと。
まあ、いろいろ迷走しながら運用してるわけですが、こうやってLInuxをちょこちょこいじるのはそれはそれで楽しいもんですな。